Ⅰ
オクラホウマの赤い地方と灰色の地方の一部に最上の雨季が穏やかに巡って来た、そしてそれは脅えた土壌を切り刻みはしなかった。北斗七星が細い流れに十字を切り再び十字を切り直した。最上の雨季はトウモロコシを高くもたげ雑草群や草を道端沿いに散りばめ、そうして灰色の地方と暗く赤い地方は緑の覆いの下に消えようとしていた。5月の下旬には空は青褪めて行き春には随分長い間高級羽根布団に包まってぶら下がっていた雲がかき消された。陽光はどこまでも広がり成長最中(さなか)のトウモロコシの上に止むことなくそれぞれの緑色の銃剣の縁をなぞるように茶色の皴が寄るまで降り注いだ。幾つかの雲が目についてもすうっと消えた、するとそのうち現れようともしなくなった。土壌の表面は硬くなった、薄く固まった地殻に、そして空が色褪せるに従って、そのまま土壌も色を失い赤い地方のピンクと灰色の地方の白色になって行った。
干上がった溝の中に土壌が乾いた短い筋状に土ぼこりを払い落とした。ホリネズミやアリジゴクは小さな雪崩を起こした。
やがて鋭利な陽光が日を追うごとに突き刺さった、育ち盛りのトウモロコシの葉は硬く真っ直ぐではなくなった;それは初め曲線を描いて曲がった、そしてそれから、頑丈な中央の葉脈が弱って来るにつれ一枚一枚の葉は下方へ傾いた。続いて時は6月になり、陽光はますます残忍に照り輝いた。トウモロコシの葉の上の茶色のしわは広がり中央の葉脈の奥に入り込んだ。雑草はその根の方へと後戻りしてほつれ、縁取りした。その外気は希薄で空は更に朧気(おぼろげ)だった;そうして日毎に土壌は色褪せた。
一連の馬車が移動し、その車輪が地面を粉々に砕き馬の蹄(ひづめ)が地面を掻き混ぜた道路では、土の固い表面が割れ土ぼこりになった。動く物皆空中に土ぼこりを舞い上げた;歩いている者は彼の腰と同じくらい高く薄い層を舞い上げ、荷馬車は柵の最上部と同じくらい高く土ぼこりを舞い上げ、自動車はそれを背負(しょ)って雲一つ茹で上げた。土ぼこりが再び元に戻るには間が要(い)る。
6月が半分往(い)ってしまうと、大きな雲はテクサスと入り海からの高い所にどっさりとある雲、雨の‐先端に接近した。畑の男達はそうした雲を見上げ、それを嗅ぎ付け、その模様を感じたくて湿った指を上げたままにした。それにしても雲が上にある間、馬達は神経質だった。雨の‐先端は幾らかばら撒いて落とし、どこか他の地方へと先を急いだ。それに遅れて空は再び青褪め陽炎が揺らめいた。土ぼこりに塗れ雨が落ちたそこに滴(しずく)の窪みができたしそこではトウモロコシに真新しい撥ねがかかっていた、とどのつまりそれが全容だった。
穏やかな風が雨雲の後に続いた、それを北方へと駆り立てながら、強風それは乾こうとしているトウモロコシに吹き付けた。昼間は徒(いたずら)に過ぎたが、しっかりと固定され、突風に裂かれないその葉の巻きは増えた。道路から土ぼこりがふわふわと上に膨らみ外に広がり畑の傍らの雑草の上に落ちたり、少し離れた畑の中にも落ちた。今は葉の巻きが丈夫で硬くなりそれはトウモロコシ畑の中の土ぼこりに雨天時いい塩梅(あんばい)に機能した。少しずつ上空はかき混ぜる一方の土ぼこりによって暗くなり、風は土壌一面に触手を伸ばし、土ぼこりの縺(もつ)れを解いて、それをどこかへ運んだ。風はますます強くなった。雨で固まった地面は割れあの土ぼこりは畑から上に向かい緩やかな煙のように空中で灰色の羽を駆った。トウモロコシは風を叩いて脱穀し乾いた、慌ただしい音を立てた。どんな細かな土ぼこりも直ぐには土壌に戻って収まることはなく、脇目も振らず暗くなってゆくだけの空へと消えた。
風はますます強くなり、石の下をさっと払い除(よ)けそれが畑を渡って帆走するにつれその進路に跡を残しながら、藁(わら)や何時のものとも知れない葉や、その上細かな土塊もろとも上へとさらって行った。外や上空は暗くなりそれを通り抜けた陽が血に染まったように射すと、外のそこいらには剥き出しの刺し傷があった。夜の内に風は一帯に覆いかぶさり一段と速度を増して疾走しては、トウモロコシの支柱根の間を巧みに掘り返し、トウモロコシはというとその根がこじ開けている風によって自由になるまでへたばった葉で風に立ち向かった、そうこうしている内に茎は銘々土壌に向かい、疲れ切って側面を落ち着かせ風の方を向いた。
夜明けが近付きながら、露ほどの昼もない。灰色の空に赤い太陽が姿を見せた、僅(わず)かな光を差す仄(ほの)かな赤い環(わ)、日暮れのように;やがてその昼が進むと、日暮れは背を向けて闇へとずり落ちた、すると風が悲鳴を上げ倒れたトウモロコシ一面でしくしく泣きじゃくった。
男も女も彼らの家の中で身を縮めて寄り添い、彼らは外に出る時はその鼻を覆うハンカチーフを縛り付けその目を守るためにゴグル(ゴーグル)を着けた。
夜はまた近付いたのに、それは真っ暗な夜だった、星は降ろうにもその土ぼこりを貫けず、窓の灯かりは彼らの持つ作業場の向こうに伸びることさえできなかったから。今ではあの土ぼこりは外気とすっかり混じり合い、土ぼこりと外気の乳濁液同然だった。建物にはしっかり戸締りした上で、布が戸や窓の四方に楔(くさび)で留めてあったが、土ぼこり、それは辺り一面、目に見えないほどで余りにもきめ細かった。だからそれが花粉のように椅子やテイブルの上、皿の上に降り積もった。人々はその肩からそれを払った。土ぼこりの白い筋が戸口の敷居にそのままになっていた。
その真夜中、風が遠ざかり農地をひっそりと残して往った。土ぼこり‐だらけの空気は霧がそうするよりずっと完全に音を弱めた。人々はそれぞれのベドゥに横になりながら、その風が止むのを聞いた。彼らは突風が去ると目を覚ました。誰もが静寂の奥深く浸って耳を澄ました。それから雄鶏が鳴いたが、その声はくぐもっていた、そして人々は彼らのベドゥの中でせわしなく動き朝を期して待った。彼らは土ぼこりというものは外気からなくなって落ち着くには長時間かかるものだと分かっていた。朝、土ぼこりは霧のように立ち込め、陽光は機が熟した新たな情熱同様赤かった。終日、土ぼこりはその空からふるいを通って落ちて来た、そして翌日もそれは落ちて来た。平らなブランキトゥは地面を覆った。それはトウモロコシの上に収まり、柵の郵便ポウストゥの上部に溜まり、電線の上に溜まった;それは屋根の上に溜まり、雑草や木をブランキトゥで覆った。
人々は彼らの家の外に出ると熱いひりひりする外気の匂いを嗅いだ、それから彼らの鼻を覆い隠した。そして子供達も家から出た、が彼らが雨の後決まってしたように走ったり叫んだり彼らはしなかった。男達は彼らの柵の側に立ったまま壊滅的なトウモロコシを、今急速に枯れつつあり、唯一土ぼこりの薄膜を通して僅かな青が見えているのを確認した。男達は無言で、誰もそれほど動かなかった。やがて女達が彼女達の夫の側に居ようとして家の外に出たーこの度(たび)は夫らが挫(くじ)けるかどうか感触を得るために。女達は夫の顔を秘かに観察した、行き着くところ他に何かがそのままであれば、トウモロコシはどうにかできるだろう。子供達は近寄って立ち止まり、裸足の指で土ぼこりに人を描いた、そうして子供達は男や女が挫けてしまうかどうか見極めようと探求心を顕(あら)わにした。子供達は男と女の顔を覗いては、それから彼らの爪先(つまさき)で土ぼこりに念の入(い)った線を引いた。馬は水を与える飼葉桶(かいばおけ)に近寄り表面の土ぼこりを払うために水を鼻にこすりつけた。しばらくすると見張っている男達の顔がその心を奪われた困り事を一掃し、厳しく、腹立たしく、反抗的になった。そこで女達は彼らは救われそこには僅かな挫折もないと知った。次に彼女らは聞いた:私達は何をしましょう?そして男達は返事をした:僕は見当がつかない。何れにせよそれで万事良しだった。女達はそれは万事良しということだと心得ていたし、見守っていた子供達はそれで万事良しだと納得した。女達も子供達もその胸深く感じ入った。もし彼らの夫が完全であったらどんな不運も耐えるに甚だし過ぎることなどないと知った。女達はそれぞれの仕事のために家に入り、子供達は遊び始めた、しかし初めの内は慎重に。その一日が前に進むにつれ陽光はより赤みが減った。それは土ぼこりの‐ブランキトゥで覆った土地の上で揺らめき降り注いだ。男達は自宅の戸口の中に座った;彼らの手は棒切れと小石で忙しかった。男達はなおも―考えー計算しながら座っていた。
2
赤い大型運送トラックが小さな道路脇のレストラントゥの前に停車した。その垂直の排気管はやんわりと唸った、そしてほとんど肉眼では見えない鋼色(はがねいろ)の煙霧がその先の宙に舞った。それは新しいトゥラック、光沢のある赤、それにその側面には12インチ(30,48cm)の文字でーOKURAHOMA CITY TRANSPORT COMPANY(オクラホウマ市運送会社)とあった。そのダブルタイア(タイヤ)は新品で、真鍮製の南京錠が黒いドアに留め金から外してそのまま置いてあった。網戸のあるレストラントゥの中でレイディオウ(ラジオ)が鳴り、静かなダンスミュージクが、その時、誰一人聞く者がいなくても低い音でその面を回っていた。小さい換気扇は入口の上のその丸い穴の中で静かに回っていたが、蠅が戸口や窓近くでぶんぶん言った、網戸を頭で押しながら。中に、一人の男、トゥラックの運転手、が腰掛に座りカウンタァに彼の肘をついて痩せた寂し気なウエイトゥレスを彼のカフィ越しに見ていた。彼はきちんとした物憂げな路辺の言い回しで話した:「僕はおよそ3ケ月前にあいつを見たよ、彼は手術を受けた、何かつまらない物は切って出した。僕は何かは忘れてる。」すると彼女は:どんなに長くても一週以上経っていないようには思えないわ。あの時は良さそうに見えた。彼は酔っ払いじゃあない時は質(たち)のいい奴よ。」今もあの時も蠅が網戸のある戸口で穏やかに唸っていた。カフィマシーンが湯気を立て、ウエイトゥレスは、見ることもなく、彼女の後ろに手を伸ばしそれを切った。
外ではハイウエイの端に沿って歩いている男が向こう側に渡り、そのトゥラックに近付いた彼はそれの正面に向かってゆっくりと歩き、その手を光沢のあるフェンダァに置いた、そしてフロントゥグラスのNo Riders(便乗者お断り)のスティッカァ(ステッカー)を見た。少しの間、彼は道路を歩いて下るために近くにいたが、思い直してレストゥラントゥから離れた踏‐板に座った。彼は30を越えていなかった。彼の目は焦げ茶で彼の眼球そこには微量の茶色の色素があった。彼の頬骨は高く広く、濃く深い皺が彼の頬を下って彼の口の横へと曲線で刻んであった彼の上唇は長かった、その葉が突き出ていたから、その唇はそれを覆い隠すために広がった。というのもこの男がその唇をずっと閉じたままでいたために。彼の手は硬く、幅広の指と小さいハマグリの貝殻同様の厚く筋の入った爪が付いていた。親指と人差し指の間、そして彼の手のひかがみはタコで光っていた。
その男の衣服は新しかったーその全てが、安物でも新品。彼の灰色の帽子は随分新しく目びさしがまだ硬くバトゥン(ボタン)はまだ付いていて、帽子の様々な目的ー買い物袋、タウエル(タオル)、ハンカチーフの運搬全てに暫くの間、応対するとそうなるようには尖っていないし膨れていなかった。彼の青いシャムブレイ織りのシャァトゥ(シャツ)混ぜ物で硬くすべすべしていた。彼のスートゥは安い灰色の堅い生地に属し、随分新しくズボンのそこには折り目があった。コウトゥは余りにも大き過ぎ、そのズボンは短過ぎた、というのも彼は背の高い男だったから。そのコウトゥは肩の‐先端が彼の腕に垂れ下がっていたので、その時でさえ両袖は短過ぎてコウトゥの前の胃の上でだぶついてはためいた。彼は「Army Lastアーミィ ラストゥ」と呼ばれた一種の滑革靴一足を履いていた。ホブネイル(頭の大きいびょう)を打ちその身に付けている物からかかとのヘリを守るために蹄鉄のように半‐円になっていた。この男は踏‐板の上に座り彼の帽子を脱ぎ、それで彼の顔を拭った。それから帽子を被り、引っ張ることで目びさしの近い将来の崩壊に着手した。彼の足は彼の関心を引いた。彼はすっかり寄りかかって靴紐を緩め、その端を再び結ばなかった。彼の頭の上でディーズル(ディーゼル)エンジンの排気が青い煙の速い吹き出しの音を立てた。音楽がレストゥラントゥの中で止まり一人の男の声が拡声器からものを言った、しかしウエイトゥレスは彼を消さなかった、というのも彼女は音楽が止まったと気付かなかったから。彼女の探る指は彼女の耳の下の腫れ物を見付けた。彼女はカウンタァの後ろの鏡でそれを見ようとしていた、トゥラック運転手に知らせることもなく。そしてそこできちんとしまうと少しの髪を押す振りをした。トゥラック運転手は言った:「彼らはショーニーで大きなダンスパーティをやった。僕は誰かが殺されたと聞いた、或いは何かつまらない奴が、あんたは何か聞いた?」「いいえ、」ウエイトレスが言った、そして耳の下の腫れ物に可愛らしく触れた。
外では、座っていた男が立ち上がりトゥラックの通風帽の上を見てちょっとレストゥラントゥを観察した。それから彼は踏‐板に戻って腰を下ろし、一袋のタバコウ(タバコ)と紙のつづりを彼の脇のパキトゥ(ポケット)から引っ張り出した。彼はゆっくりと申し分なく彼の巻きタバコウを巻き、それを見究め、それを滑らかにした。最後に彼はそれに火を着け彼の両足で土ぼこりの中に燃えているマッチを押し込んだ。太陽は昼が近付くにつれトゥラックの影を短くした。
レストゥラントゥの中ではトゥラック運転手が彼の勘定を払いスロトゥマシーンに10セントゥ白銅貨の釣銭を差し込んだ。旋回する円筒は彼に全く得点をやらなかった。「奴らはこいつを設定してる、「お前達は何事にも勝てないとそういうように」、」彼はウエイトゥレスに言った。そして彼女は答えた;2時間も前じゃないけど男の人が大当たりを取ったわ。3‐80彼は手に入れたのよ。どのくらい間を開けずに貴方は引き返して通る予定?」
彼は網戸付きの戸を少し開けたままにした。一週‐10日、」彼は言った。タルサまで走程する予定だから、僕は僕が考えるほど直ぐには戻って来ない。」
彼女は不機嫌そうに言った:「蠅を中に入れないで。出て行くのか入って来るのかどっちかにして。」随分長居をしたね、」彼は言った、そして彼の進む方向、外へ押した。網戸付きの戸は彼の後ろでバタンと閉まった。彼は日当たりに立った、一枚のガムから包み紙を剥がしながら。彼は重量のある男で肩幅が広く、腹部が厚かった。彼の顔は赤く彼の青い目は長く何時も強烈な光を目を細めて見て来たことで切れ目が入っていた。彼は陸軍のズボンと高く‐紐で結んだ‐ブートゥ(ブーツ)を履いていた。彼の唇の前にガムのねばねばしたものを含みながら彼は網戸を通して声を掛けた:「ところで、お前があれこれ僕に聞きたくなければ何もするな。」ウエイトゥレスは後ろの壁の鏡の方に向けられた。彼女は返事をぶつぶつ言った。トゥラック運転手はゆっくりとガムのねばねばをすっかり齧り取った、彼の顎と唇を嚙むごとに大きく開いて。彼は大きな赤いトゥラックの方へと歩く間、彼の口の中でガムを形作り、それを彼の舌の下で包んだ。
そのヒッチ‐ハイカァは立ち上がって窓を通して向こう側を見た。
「僕を乗せて行って貰えますか、ミスタァ?」 運転手は一瞬レストゥラントゥを素早く振り返った。「あんたウインシールドゥのNo Riders便乗者お断りスティッカァを見なかったの?」
「そうですねー僕はそれを見ました。それでも時に人はいい人になろうとしたり、たとえば金持ちの嫌な奴でさえ彼にスティッカァを携行させます。」
運転手はトゥラックの中にゆっくりと乗り込みながら、この答えの役目を考えた。もし彼が今拒否したら、彼はいい人ではないだけでないにしても、彼はスティッカァを無理矢理携行させられはした、仲間を受け容れることは許されなかった。もし彼がヒッチ‐ハイカァを乗せたら彼は自動的にいい人になり彼もまたどんな金持ちの嫌な奴でもいじめられるような人物ではなかった。彼は罠にかけられていると分かっていたが、彼は抜け出す術が見付けられなかった。それに彼はいい人になりたかった。彼はもう一度レストゥラントゥをちらっと見た。「僕達がカーブを上手く擦り抜けるまでに踏‐板をバリっと踏み潰すよ、」彼は言った。
ヒッチ‐ハイカァは見えないところにべったりと座り込んでドアの取っ手にしがみ付いた。モウタァが少しの間勢いよく唸った、ギア(歯車)がカチッとはまった、すると巨大なトゥラックは絶え間なく動いた、ファーストゥギア、セコンドゥギア、サァドゥギア、それから高いいななきを上げてフォースギア。しがみ付いている男の下でハイウエイが目が周ってぼやけて過ぎ去った。道路の最初の曲がり角まで1マイルあった、そこでトゥラックは減速した。ヒッチ‐ハイカァは立ち上がった、ドアを開け易くなり、座席に滑り込んだ。運転手は彼を大目に見た、その目を細めながら、そして彼は気持ちと印象がそれが彼の頭の中でついには捌(さば)かれる前に彼の顎で分類され整理されているかのように嚙んだ。彼の眼は新しい帽子に始まって、新しい衣服を下って新しい靴まで動いた。ヒッチ‐ハイカァは心地良くて座席に対して彼の背中をよじり、帽子を脱いでその汗をかいた額や顎をそれで拭き取った。「ありがとう、相棒、」彼が言った。「僕の犬どもは疲れ切った。」
「新しい靴、」運転手が言った。彼の声は彼の目が持つ秘密厳守や上手く取り入ることといった性質と同じだった。「あんたは新しい‐靴で暑い天気の中を歩いて行ってはいけないよ。」
ハイカァは土ぼこりだらけの黄色い靴を見下ろした。「他には靴を持っていなかったのか、」彼は言った。「男はもしまるで他のが手に入らなければそれを身に着け始める。」
運転手は前方を賢明に目を細めて見て少しトゥラックのスピードゥを増した。「遠くへ行くつもり?」
「アーアー!僕はもし僕の犬どもがすっかり疲れ果てていなかったら彼女を歩かせるつもりだった。」
運転手の質問は難解な試験問題の色合いを帯びていた。彼は網を広げたように、彼の質問で罠を掛けたように思えた。
「仕事を捜しているの?」彼は尋ねた。
「いや、僕の父親は場所を手に入れた、40エイカァ。彼はクロッパァ(小作人)だが僕達はそこに長くいた。」
運転手は道路に沿った畑を感慨深く見た、そこには道端にトウモロコシが落ちて土ぼこりがその上に積み重なっていた。小さな火打石が埃っぽい土を突き抜けていた。運転手は言った、自分に対してのように:「40エイカァのクロッパァ(小作人)そして彼は埃をを払い切れず彼はトゥラックを持っていない?」
「もちろん僕は最近は聞いていない。」ヒッチ‐ハイカァが言った。
「ずっと、」運転手は言った。一匹蜂が運転席の中で飛び、フロントゥグラスの裏でブンブン言った。運転手は彼の手を外に出して注意して蜂を窓の外に飛ばす空気の流れにそれを乗せた。「クロッパァ(小作人)今さっさと行くんだ、」彼は言った。「1匹の猫は盗む、すると10所帯を外へ押しやる。猫は今じゃあ地獄中に。涙を中に、そしてクロッパァ(小作人)を外へ押しやる。どうやってあんたの父親は持ち堪(こた)えているのか?」彼の舌と彼の顎は放って置かれたガムで忙(せわ)しなくなった、その向きを変えてはそれを噛んだ。彼の口を開くたびごとに何度も引っくり返した。
「さあ、僕は最近は聞いていない。僕は便りをしようにもまるで筆不精で、僕の父親もどちらもだめ。」彼は大急ぎで付け加えた:「だが僕達はどちらもできるんだ、もし僕達が望めば。」
「仕事をしていたことがあるの?」再び秘密調査の何気なさ。彼は揺らめく外気で、畑一面を遠くに見た、そしてガムを彼の頬に集めながら。道の外れに向けて、彼は窓から吐き出した。
「確かに、」ヒッチ‐ハイカァが言った。
「そう思った。僕はあんたの手を見た。つるはしか斧か大槌か。それはあんたの手を見事に輝かせる。僕はあらゆることにそのようなことを感じる。それに誇りを持てよ。」
ヒッチハイカァは彼をじぃっと見た。トゥラックのタイアが道路上で唸った。「何か他に知りたい?僕は貴方には話そう。貴方は憶測してかからない。」
「今は腹を立てるなよ。僕は詮索好きになることはない。」
「僕は何もかも貴方に話そう。僕は何事も隠すつもりはない。」
「すぐに腹を立てないで。僕はただ実情に注目したい。時間を潰せばいい。」
「僕は貴方に何もかも話そう。名前はジョウドゥです、トム・ジョウドゥ。父親は親愛なるトム・ジョウドゥ。」
彼の目は考え込んで運転手の上に置いていた。
「怒るなよ。僕は何のつもりもなかった。」
「僕は何も言っていない。」ジョウドゥが言った。「僕はただ誰一人周りを押しやることもなくやって行こうとしている。」彼は止めて乾燥した畑をじいっと見た、すると飢えた系統図が熱くなった隔たりの中にもどかしげにぶら下がりながらドシンドシン歩く。彼の脇パキトゥ(ポケット)から彼のタバコウ(タバコ)と紙を取り出した。彼は彼の膝の間に下ろしてその紙巻きタバコウを巻いた、そこでは風がそれを頂くことはできなかった。
運転手は牛のようにリズミカルに、思慮深げに噛んだ。彼は前の一節の力説を消し忘れられたまま待った。ついに空気が曖昧になった時彼は言った:「トゥラックの御者でなかった奴はそれがどんな様子か何も知らないわけではない。オウナァ達は僕らに誰も拾って欲しくない。そこで僕らはここで彼女の皮をどんどん剥ぐ準備を始める、それに僕がちょうどあんたと一緒にやったように発砲されるチャンスをまず掴みたくはない。」
「それは感謝している、」ジョウドゥは言った。
「彼らは、トゥラックを運転している間、曲がりくねったことをした奴を知っていた。僕は前に詩を作り上げた奴を覚えている。それは時間がかかった。」彼はジョウドゥに関心がありそうか驚いているかどうか確かめようとそうっともう一度見た。ジョウドゥは黙っていた、前方を遠くに見ながら、道路に沿って地面の隆起のように、緩やかに波打った白い道路に沿って。運転手はついに続けた、『僕はここでこいつが書き下ろした一編の詩を覚えている。それは世界中を飲みながら生き地獄を元気付けながら周囲を困惑させながら回っている一組の違った奴ら彼についてだった。あの一編がどうだったか思い出せたらなあ。こいつはジィザス・H・クライストゥがそれらがどういう意味か知りもしない言葉をそれの中に持っていた。或る部分はこんな風だった:するとそこで僕達はニガァを見付けた、象の鼻か鯨をどんどん打つ人より大きい引き金を持った。』その鼻は鼻のようではある。像と一緒にそれは彼のトゥランクだ。奴は僕に辞書を覗かせた。生き地獄中ずっと彼と一緒に持ち歩いた。彼が彼のパイとカフィをつまみ食いしながら車を止めている間も彼はそれを覗き込んだ。」彼は止めた、長いお喋りに心許(こころもと)なくて。彼の謎めいた彼の乗客の方を向いた。ジョウドゥは黙ったままだった。焦れて運転手は無理矢理彼を参加させようとした。「そんな風に大層な言葉を口にした奴を今までに知っているか?」
「牧師、」ジョウドゥが言った。
「ところで、奴が大層な言葉を使うのを聞くとそれはあんたを変にする。もちろん牧師と一緒、それは大丈夫、誰もどこにも牧師と一緒で周りに馬鹿な真似をしようとする者はいないから。しかしこいつは面白かった。あんたは彼が大層なことを言っても気にしなかったね。つまり彼はアヒルに対してそうしただけだから。彼はどんな犬もかつごうとはしなかった。彼は立派なトゥラックで悪意を持ってカーヴをグルっと曲がった、するとタイアが金切り声を上げた。「僕が言っていたように、」彼は続けた、「トゥラックを運転する奴は捻じれたことをする。彼は始めた。彼はまさに配置している変わり者だから車輪の下でうろうろする道路を進まざるを得ない。仲間はトゥラック御者はずうっとーずうっと道路に沿った食べ物屋でハムバーガァを食べると嘗て言っている。」
「確かにそこで生き延びているように見える、」ジョウドゥは賛成した。
「必ず彼らは停めるが、それは食べるためじゃない。彼らは今までほとんど腹が減ったことはないってわけじゃあない。彼らはまさにうわぁ病みつきになりそう。ーそれが病みつきになる。食べ物屋はあんたが惹き付けられる唯一の場所だ、そうしてあんたが停めた時は何かつまらないものを買うはめになった。そうあんたはカウンタァの後ろの女と戯言を論(あげつら)う。だからあんたは一杯のカフィと一片のパイを手に入れる。謂わば男に束の間休息を与える。」彼は彼のガムをゆっくり噛み舌でそれを回した。
「タフに違いない、」ジョウドゥは何の誇張もなく言った。
運転手は素早く彼をちらっと見た、皮肉を探りながら。「そう、それはこんちくしょう容易いことじゃない、」彼は苛々して言った。「簡単に見える、まさにここで従事している、あんたがあんたの8か多分10か14時間を注ぎ込むまで。しかし道路は頭の中に入り込む。彼はつまらないことをし始める。或る者は歌い或る者は口笛を吹く。会社は僕達にレイディオウを持たせない。何人かは1パイントゥ(0,47㍑)途中で飲むが、彼らのような者は長く我慢しない。」彼は極めつけの独りよがりを言った。「僕はやり終えるまでこれまで一杯もやったことはない。」
「イェア?」ジョウドゥは尋ねた。
「イェア!」男は前途を手に入れにかかった。まあ、僕は通信授業講座それらの一つを受けようと思っている。機械工学。それは簡単だ。ただ家で2、3簡単な授業を勉強するだけ。僕はそれに付いて考えている。そうなれば僕は一切トゥラックを運転する気はない。その時僕はトゥラックを運転することを他の奴らに教えるだろう。」
ジョウドゥは彼のコウトゥの脇パキトゥから1パイントゥのフイスキを飲んだ。「確かに貴方はグイッと飲もうとはしない?」彼の声はからかっていた。
「おや。神にかけて。僕はそれに触れようともしない。男はずうっと酒を飲んでいてはいけないし僕がしようとしているように勉強しなさい。」
ジョウドゥはボトゥルのコルクを抜き、2口一気に飲んだ、コルクをそれに戻し。それを彼のパキトゥに戻して入れた。フイスキは香ばしくピリッとした匂いが車に溢れた。「貴方は全てすっかり曲がっている。」ジョウドゥは言った。「何があったー女を手に入れた?」
そう、確かに。しかし僕はとにかく先に手に入れようと思う。僕は長時間の生き地獄に備えて僕の精神を鍛えて来た。」
フイスキはジョウドゥをだらしなくしたらしい。彼はもう一本煙草を巻きそれに火を着けた。「僕は行くべき途方もなく先の生き地獄を得られない、」彼は言った。運転手は素早く続けた:「僕は全く一本も要らない、」彼は言った「僕は僕の精神を何時も鍛えている。僕は2年前そのコースを取った。」彼は彼の右手でスティアリングハンドルを叩いた。「僕は路上で男を追い越したと思ってくれ。僕は彼を見て彼のあらゆることを僕が過ぎた後も覚えていることに挑戦する、衣服や靴や帽子とか彼がどういう風に歩いたかや多分どのくらいの背でどのくらいの体重で何か傷跡はとかを覚えていることを試す。僕はそれをたくさん上手く覚えている。僕はまさに僕の頭の中で完璧な絵にできる。時に僕は指紋専門家になるコースを取るべきだと考える。あんたはどのくらい多く人が覚えていられるか驚いてしまうだろうよ。」
ジョウドゥは酒瓶から一気に飲み干した。彼は彼の解けそうなタバコウから最後の煙を引きずりそれからタコのできた親指と人差し指で、燃え差しをすっかり圧し潰した。彼は俗悪の読み物に吸い差しをこすりつけそれを窓の外に出した、彼の指からそれをそよ風に吸い取らせようとして。大きなタイアが舗装道路の上で高い音を上げた。ジョウドゥの暗く物静かな眼差しが彼が道路沿いを見るにつれ楽しそうになっていた。運転手は待ちかねもどかし気に彼は黙ってもう何度も彼をちらっと見た。ついにジョウドゥの長い上唇は彼の歯でにっこり笑い彼は静かにくすくす笑った、彼の胸はくすくす笑いと一緒にぐいっと動いた。「貴方は確かにそれに着く長時間の生き地獄を受け容れた、相棒。」
運転手はもう一度見ることはなかった。「何に着く?あんたはどういうつもりだ?」
「ジョウドゥの唇はぴったりと束の間、彼の長い歯を覆って伸びた、そして彼は犬のように彼の唇を舐めた、二舐め、中央からそれぞれの方向に一度ずつ。
彼の声は耳障りになった。「僕が何を言いたいか貴方は知ってる。貴方は僕が最初乗り込んだ時は僕を通り‐越そうという気を僕に持たせる。僕は貴方を見たことがある。」運転手は前を真っ直ぐ見た、実にきっちりとハンドゥルを握り締めたので彼の掌の当て物が膨れた、それに彼の手の甲が青褪めた。ジョウドゥは続けた:「僕がどこの出身か知ってる。」運転手は黙っていた。「貴方はそうじゃないの?」ジョウドゥは主張した。
「そうー確かに。それはー多分。しかしそれは僕とは何の関わり合いもない。僕は僕自身の作業場を守る。それは僕には何でもないことだ。」その言葉が今やっと転がり出た。「僕は僕の鼻を誰の用事にも突っ込まない。」すると突然彼は黙り機を伺おうとした、そして彼の手はハンドルの上でまだ白かった。バッタが窓を通してはじけ計量パネルのてっぺんにとまった、そこにじっとしてその時曲がった跳ねる足の付いたその翅(はね)をこすり合わせた。ジョウドゥは前に手を伸ばしてその硬い頭蓋骨のような頭を彼の指で潰すと、彼はそれを窓の外の風の流れの為すがままにさせた。ジョウドゥは彼がその指先から潰れた昆虫の破片をきれいにしている間に再びくすくす笑った。「貴方は僕を誤解している、ミスタァ、」彼は言った。「僕はそのことについておとなしくしている気はない。確かに僕はマクアラスタァにいた。そこに4年いた。これらは間違いなく僕が外に出る時、彼らが僕に与える衣服だ。僕はそれを知っている畜生を相手にしない。それに僕は僕の親父の所に行くつもりだ、だから僕は仕事を得るために嘘をつく必要はない。」
運転手は言った:「さて、そんなことは僕とは無関係だ。僕はおせっかい焼きじゃあない。」
「貴方がいない生き地獄、」とジョウドゥが言った。「貴方の大きな老いた鼻は貴方の顔の8マイル先に突き出ていた。貴方は野菜畑の中の羊のように僕を越えて行こうとするその大きな鼻が持ち前だ。」
運転手の顔は厳しくなった。「あんたは僕をまるで不当に解釈してるー」彼は弱々しくなって行った。
ジョウドゥは彼を笑った。「貴方はいい人でした。貴方は僕を乗せてくれる。」
「さあ、地獄!僕は刑期を勤めた。だから何だ!貴方は何故僕が刑期を勤め上げたかを知りたい、貴方はそうしたくないの?」
「それは僕のことじゃない。」
「これを雄‐雌犬をここでどんどん先へと皮を剥ぐ以外何事も貴方の出来事ではなく、それは貴方が取り組むことがまずはないことだ。さて見て下さい。その道路は先で上る?」
「イェア。」
「では、僕はここで降ります。きっと貴方は僕が何をしたかを知ると貴方のパンツを濡らしそうになると僕には分っています。僕は貴方を降ろさせるような奴ではない。」 モウタァの高いぶーんと唸る音が和らぎタイアの囀(さえず)りが頂点に達した。ジョウドゥは彼のパイントゥを取り出しもう一杯ちょっと飲んだ。トゥラックはハイウエイに対して直角に汚れた道路が広がった所で停車のためにうろうろした。ジョウドゥは外に出て車の窓の側に立った。垂直の疲れたパイプはその僅かに見える青い煙をだらだら上げていた。ジョウドゥは運転手の方に凭れた。「殺人、」彼は急いで口にした。「それは重要でー僕が人一人殺したという意味です。7年。僕は僕の鼻をきれいにして置いている間に4年で釈放されている。」
運転手の目がそれをそれを記憶するためにジョウドゥの顔全体に滑った。
「僕はそれに関しては何事もあんたに聞かなかった。彼は言った。
「僕は僕自身の持ち場を大切にしている。」
「貴方はここからテクソラまでどの安レストゥラントゥでもそれについて話せる。彼は笑った。「随分長い、相棒。あんたはいい奴だった。ところが見ろ、あんたはちょっとの間、奮起した時、地獄から朝食までに巡って来る質問の匂いを嗅ぎ回ることができる。あんたはあんたの罠を開いた途端、あんたはあんたのことだと急いで知らせた。」」彼は彼の手でドアを掃き捨てるようにした。
「乗せてくれてありがとう、」彼は言った。「随分長く。」彼はあっちを向き汚れた道路へと歩いて行った。
少しの間、運転手は彼の後ろをじっと見た、そして次に彼は叫んだ:「幸運を!」ジョウドゥは彼の手を振り向きもせずに振った。それからモウタァが轟音を立てギアがカチッと鳴って巨大な赤いトゥラックは大きく横揺れしてどこかへ行った。
3
コンクリートゥ・ハイウエイは絡まって、折れた、乾いた草のマトゥ(マット)で縁取られ、草の先端はオウトゥ麦の顎髭で重そうだった。
犬の毛や、狐の尻尾、馬のけづめ毛の縺れや、羊の毛に閉じ込められたクロウヴァのいが;広げられ散りばめられるのを待つ眠る命、散乱の器具でどんな種も武装した、風を利用して投げ矢やパラシュウトゥを捻って、小さい槍や小さな棘の球体、そして動物を風を、男のズボンの折り返しとか女のスカァトゥの裾かがりを皆が待ち望みながら、皆が受動的でありながらも活動器具で武装し、なおも、それぞれは動作の遺伝素質を所有した。
陽光は草の上で横たわりそれを暖め、草の下に潜む昆虫が蠢いた、それらに備えて罠を仕掛けるありやありじごく、空中を飛ぶバッタやその黄色い翅を二度目に備えて払い落とし、小さなアーマジロウ(アルマジロ)のように昆虫を撒く、数多くの虚弱な脚で休みなくゆっくり歩いて。 道端の草の上を陸ガメが這った、脇でどんな理由もなく、草の上にその高い丸天井の甲羅を引きずりながら。その硬い脚や黄色い爪のある足草を通ってゆっくりと脱穀して行った、実際に歩くこともなく、しかしその甲羅を前へと持ち上げ引きずりながら。ほとんどない顎髭がその甲羅から外れ、クロウヴァのいがが彼の上に落ちて地面に転がった。彼の角のような尖った口が部分的に開き、その獰猛な、滑稽な目が、指の爪のような眉毛の下で、前方を真っ直ぐ見据えた。彼は彼の後に踏み固められた跡を残しながら草の上をやって来た、 そして丘、それはハイウエイの土手、彼の前に頭をもたげた。彼はちょっと立ち止まり、彼の頭を高く保った。彼は瞬きをして見上げたり見下ろしたりした。ついに彼は土手を上り始めた。鉤爪の前足は前方に達したが触れはしなかった。後ろ足は彼の甲羅を前に蹴った。そしてそれは草の上に砂利の上に擦り傷を付けた。土手が急になればなるほど更なる熱狂が陸ガメの頑張りとなった。後方に押している脚は突っ張り滑った、甲羅を前へと持ち上げ、角のような頭は首を伸ばせるだけ伸ばして遠くへと突き出した。僅かながらも甲羅が、ついに胸壁がその行軍の道筋を一直線に横切るまで、土手を上へと滑るように進んだ、路肩、コンクリィトゥの壁4インチ(1インチは2,54cm)の高さを。しかし彼らは頼らずに後ろ足を動かす時、甲羅を壁に押し付けた。その頭はセメントゥの広々とした滑らかな平原に向かって壁の上に持ち上げ目を凝らした。 今、手は、壁のてっぺんの上に固定し、突っ張って持ち上げた、すると甲羅がゆっくりと上に行きその壁の前面に凭せ掛けた。ちょっとカメは休んだ。赤いアリが甲羅の中に甲羅の内側の柔らかい肌に走り込んだ、すると突然頭と足が中で食いついた、そこで装甲が施された尾は横向きに固定した、すると赤アリは体と足の間で潰された。それに野生のオウトゥ麦が前足によって甲羅の中に固定された。長い時間カメはじっとしていた、が次に首が外へとゆっくり動いてそのなじみの眉をひそめている目があちこち眺めるとその脚と尾が出て来た。後ろ足は動くようになった、象の足のように強く押しながら、すると甲羅は角に傾いた、つまり前足は平らなセメントゥ平原に伸ばせなかった。しかし高くなれば高くなるほど後ろ足はそれを後押しした、ついに釣り合いの中央が伸ばされるまで。野生オウトゥ麦の頭は前足の周りのその茎によって保たれた。ともかく前面は軽く叩き落とした、前足が舗装道路を引っ搔くとそれは上がった。
今や進むことは楽になった上に、足全てが機能した、そして甲羅が先へと後押しすると、左右に小刻みに揺れ動いた。40歳代の女に運転されたセダンが近付いた。彼女は陸ガメを見て右にグルっと動き、ハイウエイを離れ、車輪は悲鳴を上げ土ぼこりが茹で上がった。二つの車輪が一瞬持ち上がりそれから落ち着いた。車は道路へとスリップした。カメはその甲羅の中でグイッと動いた、ともかくそれは先を急いだ、ハイウエイが燃えるほど暑かったから。
また今度は軽トゥラックが近付いた、そしてそれは近寄るにつれ、その運転手はカメを見るとそれにぶつけようとしてハンドゥルを切った。彼の前輪が甲羅の縁にぶつかった、 ティドゥリィ・ウインクのようにカメを弾き飛ばすと、コインのようにそれを回し、それをハイウエイの外に転がした。トゥラックは右側に沿ってその道まで引き返して言った。その背中の上に横たわりながら、カメは長い時間その甲羅の中で固くなっていた。ところがついにその脚が宙に揺れた、それを上に引っ張ろうとする何かに手を伸ばそうとするうち。その前足が石英のかけらを掴み少しずつ甲羅は上に引きずって真っ直ぐにどさっと落とした。野生オウトゥ麦の先端が外に落ちて3粒の槍の先の種が地面にぶつかった。そしてカメは土手の下を這い続けた、その甲羅は種の上に土を引きずって来た。カメは土ぼこりの道へ入って行き、先へとそのものをグイッと動かした、その甲羅と共に土ぼこりの波打つ狭い塹壕を引きずりながら。そのお馴染みの面白い目は前を見て、角のような嘴(くちばし)は少し開いていた。彼の黄色い爪先の爪は土ぼこりの中で僅かに滑った。
4
ジョウドゥはトゥラックが下の道に下りたのを耳にした、やっと上りのギアがギアへそしてタイアの続けざまに打ち付けているゴムの下で振動する地面、彼は立ち止まりいい加減に振り向きそれが消えるまで目を凝らした。それが視野の外に消えても彼はまだ遠くと青い排気を見ていた。感慨深げに彼はパイントゥを彼のパキトゥから取り出した、金属のふたを外し、フイスキィを慎み深くちびちび飲んだ、瓶の首の内側に彼の舌を走らせながら、次に彼の唇の周りを、彼から逃げ出そうとする僅かな風味も中に集めようとして。彼は試しに口にしてみた:「そこでニガァを見付けたー」そしてそれが彼の覚えている全てだった。ついに彼は辺りを振り返って畑を抜ける右のアングルを切り取る土ぼこりの横の道路と向かい合った。陽光は暑く、風が振るわれた土ぼこりを掻き混ぜることはなかった。道路は土ぼこりがそっと移動しても車輪の轍(わだち)の中に戻って落ち着いた。ジョウドゥが2、3歩歩くと、小麦粉のような土ぼこりが彼の黄色い靴の前に立ち上がった、そしてその黄色は灰色の土ぼこりの下に消えようとした。
彼は上体を下に曲げ紐を解いた、まず片方の靴を脱ぎ、次にもう一方を。そして彼は彼の爪先の間に僅かなほとばしりが上がるまで乾いた土ぼこりの中で心地よさそうに彼の湿った足を動かした、彼の足の皮が乾燥してピンと張るまで。彼は彼のコウトゥを脱ぎその中に彼の靴を包み彼の腕の下の包みをそっと動かした。そしてついに彼は道路上に移動した、彼の頭上の土ぼこりをはたき、彼の背後の土地に低くぶら下がった一つの雲でも作るように。
道の右は二本の柳の棒の上に有刺鉄線の二つの撚糸(よりいと)が巡らされ、その棒は曲がってひどく刈り込まれていた。木の股が適当な高さになると何時も有刺鉄線はその中にあった、そしてそこに木の股がないところでは有刺鉄線は錆びたあか汲みワイアで張り紙に叩き付けられていた。柵の向こうに、とうもろこしが風と熱と日照り続きで叩き倒されて横たわっていた、そして歯が茎に付いている所のカプ(カップ)は土ぼこりで溢れていた。
ジョウドゥはそのままとぼとぼ歩いた、彼の後ろに土ぼこりの自らの雲を引きずりながら、少し先に彼は陸ガメの高い‐丸天井の甲羅を見た、土ぼこりの中をそのままゆっくりと這いながら、その足は堅苦しくグイッと持ち上げて動かしながら。ジョウドゥはそれを眺めようとして立ち止まった、すると彼の影はカメの上に落ちた。直ぐに頭と足が引っ込み短い尾は甲羅の中に斜めに固定した。ジョウドゥはそれをつまみ上げそれを引っくり返した。裏は茶色実のある‐灰色、きれいですべすべしていた。ジョウドゥは彼の脇の下の彼の包みを高く移動し彼の指ですべすべした甲羅の表面を撫でた、そして彼はそれを押した、それは背中より柔らかかった。硬いお馴染みの頭が出てきてその押している指を見ようとした、同時にその足は乱暴に動いた。カメはジョウドゥの手の上で漏らし宙でむやみにもがいた。ジョウドゥはそれを真っ直ぐに引っくり返しそれを彼のコウトゥで彼の靴と一緒に巻き上げた。彼にはそれが彼の脇の下で押したりもがいたり大暴れをしているのが感じられた。彼は、今、更に大急ぎで先へと進んだ、細かい土ぼこりの中を少し彼の踵を引きずりながら。彼の前、道路際に、痩せこけ、土ぼこりだらけの柳の木が斑点の影を投げかけた。ジョウドゥは彼の前方にそれを見ることができた、道を覆って曲線を描いているその瘦せ衰えた枝は羽毛が抜け変わろうとしている鶏のようにもじゃもじゃ。葉はずっしりとぼろを着ていた。ジョウドゥはもう汗だくだった。彼の青いシャァツはその背中や脇の下を下方へと黒ずませた。彼は彼の帽子の日除けを引っ張り、真ん中でそれを皺くちゃにした、その板紙の中身が随分しっかりしていたのでそれが決して二度と新しく見えることなどないほどだめにしようとした。そして彼の歩調は遠くの柳の木陰を目指してこれまでにない新たなスピードゥと集中力を要した。その柳にはそこに必ず日影ができると彼は知っていた、少なくとも太陽がその天頂を通過してこのかた、その幹によって投げ掛けられる完全な影という一つの堅固な棒を。陽光は今や彼の首の後ろを鞭打ち彼の頭の中に手頃なハミングを浮かばせた。彼はその幹の根元を見付けられなかった、それは細やかな低湿地の外れに育った、それで同じ水準の場所より長く水を保つことになった。ジョウドゥは太陽相手にそのぺイスを速めた、やがて彼は下り坂を下り始めた。彼は慎重にスピードゥを落とした。それというのも完全な影の棒が奪われたから。一人の男が地面に座っていた、その木の幹に凭(もた)れながら。 彼の足は交差され裸足の片方がほとんど彼の頭と同じくらい高く伸びていた。彼はジョウドゥが近付いても聞こえなかった、それは彼が「Yes,Sir,That's My Baby」という曲を真面目くさって口笛で吹いていたから。彼の伸びた足はゆっくりとテムポに応じてアプダウンしながら揺れ動いた。それはダンスのテムポではなかった。
「イエス、サァ、あれが私の救い主です、
ジィ‐‐‐ザスは私の救い主です、
ジィ‐‐‐ザスは私の救い主です今は。
平らな所では
悪魔ではなく、
ジィ‐‐‐ザスは私の救い主です今は。」
ジョウドゥはその男が。彼が近付いていることに気付き、その歌を止め、その頭を振り向ける前に未完成の羽毛が抜けそうな葉の影の中に移動した。それは長い頭、骨張って、皮膚の張りつめた、そしてセラリ(セロリ)の葉のように筋の覆い肉厚の首にはめ込まれていた。彼の眼球は重く突き出していた;その瞼はそれを覆うために伸びた、また瞼はひりひりして赤かった彼の頬は茶色く艶があり毛はなく彼の口はヒュゥマァ(ユウモア)いっぱいで肉感的だった。鼻は突き出て堅固で、肌が随分ピンと張って伸びていたので鼻梁を白く見せた。顔のそこには全く汗もなく、高く青褪めた額にさえなかった。それは異常に高い額で、こめかみに繊細な青い血管が並んでいた。完全に顔の半分は目の上にあった。彼の硬い灰色の髪は彼の額から後ろにくしゃくしゃにされていた、彼の指でそれを後ろに梳かしたように。衣服に関してはオウヴァオールと青いシャァツだった。デニムのコウトゥとポークパイのように皺くちゃになったしみのある茶色の帽子は彼の横の地面に置いてあった。カンヴァス地のスニーカァ、土ぼこりで灰色の、は蹴って脱がれたままになっていた所の近くにあった。
その男はジョウドゥをずうっと見ていた。輝きが彼の茶色の眼の中で遠のくように見えた、するとそれは深い所で虹彩の小さな金色の斑点を引き立てた。首の筋肉の張り切った束が際立っていた。
ジョウドゥはまだ斑点のある陰でじっとしていた。彼は彼の帽子を脱ぎそれでその濡れた顔を拭きそれと彼の巻いたコウトゥを地面に落とした。
完全な影の中の男は彼の足の交差を解き土にその爪先で掘った。
ジョウドゥは言った:「ハイ。道路の上の方がそりゃあ丘より暑い。」座った男は彼を見て訝し気に始めた「なああんたはジョウドゥ‐爺さんのトム坊や、若い方のトムじゃないか?」
「イェア、」ジョウドゥが言った。「色々あって。今やっと家に帰るところです。」
「あんたは僕を思い出せないんだろうな、と僕は思う、」とその男は言った。彼は微笑み彼の口を広げて立派な馬のような歯を見せた。「オウ、いや、あんたは思い出せないだろう、あんたは何時も幼い女の子達のお下げ髪を引っ張るのにとても忙しかった。僕が君らに神聖な精神を伝えているのに。あんたは根こそぎあのお下げ髪をグイっと引っ張るのにすっかり夢中だった。あんたは思い出せないかも知れないが僕は思い出す。あんた方二人は同時にジィザスに来るそのお下げ髪引きのために、あんたら二人共一度に灌漑用の溝の中で洗礼した。猫の夫婦のように喧嘩をしたり大声を上げたりしていた。」
ジョウドゥは彼を見た、そして次に笑った。「どうして、貴方は牧師だ。僕は一時間も前ではないがちょうど男に貴方についての思い出を話して聞かせたところです。」
「私は牧師でした、」その男は真面目に言った。ジム・ケイシィ師ーはBurning・Busher( In the biblical and Quranic narrative, the burning bush is the location at which Moses was appointed by God to lead the Israelites out of Egypt and into Canaan.Wikipediaより)でした。栄光へのジィザスの名声を何時も喚(わめ)き立てていました。そしてひどくのたうっている溢れるほどの悔い改めた罪人、溺死しそうな彼らの半分を灌漑用の溝に何時も連れて来ようとしました。しかしもうこれ以上はできない、」彼はため息をついた。「まさにジム・ケイシィ、今は。もうこれ以上要求を受け入れられない。多くの罪深い考えの人を受け入れたーが、彼らはちょっと感じ易いように思う。」
ジョウドゥは言った:「もし貴方が物事をあれこれ考え進めたら貴方はきっと考える人を得る。確かに貴方を僕は覚えています。貴方は何時もいい集会を開いて下さった。」 僕は貴方の手の上で歩き回りながら、貴方の頭から離れて大声で叫びながら全説教を行うひと時を思い出す。お母ちゃんは誰よりずっと貴方を好ましく思っていた。それにお婆ちゃんは貴方は気高い心をたんまり持った人だったと言います。」カメが足を動かしたが彼はそれをしっかりと包んだ。彼は蓋のねじを緩め瓶を開けた。「少しグイっとやりますか?」
ケイシィはボトゥルを取って卵を抱くようにしてそれを見た。「僕はもうこれ以上は大して説教しようって気はない。人々の心の中、そこにはそんな気はもう大してない;そうやってそれを悪く思えば思うほど、その気持ちでは僕はもうこれ以上できなくなる。もちろん今も、それではもう一度気持ちが動くようになって僕が集会をすっかり引き裂くか、或いは僕が彼らに恵みを与える食物を人々が並べる時、僕の気持ちはその中にないかだ。僕はただそれを行っているだけ、彼らがそれを期待しているから。
ジョウドゥはまた彼の帽子で彼の顔を拭いた、貴方は一杯飲むために神聖なものを台無しにし過ぎではないか、貴方はそうだよね?」彼は尋ねた。
ケイシィは初めてそのボトゥルを見るように思えた。彼はそれに能書きを付け3口がぶ飲みをした。いい口当たりだ、酒は、」彼は言った。
「そうだとも、」ジョウドゥが言った。「それは酒造工場のものだ。1ドルする。」
ケイシィはそのボトゥルを彼が渡して戻す前にもう一口飲んだ。
「イエス、サァ!」彼は言った。「イエス、サァ!」
ジョウドゥ彼からボトゥルを奪い、丁寧に彼が飲む前に彼の袖でその首を拭わなかった。彼は膝の裏側の上にしゃがみ彼のコウトゥに巻いたものに立ててボトゥルを置いた。彼の指が小枝を見付けそれで地面に彼の思っていることを描いた。彼は四角くすべすべした土ぼこりから葉っぱをかき集めた。そして角を幾つも描き小さな円にした。「僕は長い時間があったのに貴方が見えて来ない。」
「誰も僕を分かる奴はいないよ。」と牧師が言った。「僕は一人りでに離れて行った、そして僕は座り込み考えた末に思った。 僕の中でその気持ちは強くなる、それだけは変わり映えしない、僕は多くの物事についてあまり確信はない。」彼は木により垂直に座り体を起こした。彼の骨張った手は彼のオウヴァオールのパキトゥ(ポケット)の中でリスのようにその方向を探り、黒いタバコゥの噛んだ挿し込みを取り出した。注意深く彼は角を齧り取る前に麦藁の屑を除け灰色のパキトゥの綿ぼこりを払って彼の頬の中の1パウンドゥを落ち着かせた。ジョウドゥは彼のスティックを差し込み彼に差し出されてもジョウドゥは否定的に彼のスティックに手を振った。カメが巻かれたコウトゥでつついた。ケイシィは動いている衣服を眺めた。「あんたはそこに何を手に入れているのー鶏?あんたはそれを窒息死させるよ。」
ジョウドゥは更にきつくコウトゥを巻いた。「年を重ねたカメ、」彼は言った。そいつを道路で拾ったんだ。古びたブルドウザァ。僕は僕の幼い弟にそいつを持って行ってやろうと思ったんだ。カメのような子供達。」
牧師はその頭をゆっくり縦に振った。「どんな子も或る時期かそこいらカメの一匹は手に入れるものだ。一匹のカメを大事にできないくせに。奴らはそれに働きかけ、またそれに働きかけ、そしてついに或る日、ついに奴らは外へとどこかへと行ってしまう、奴らはどこか遠くへ消える。それは僕のようだ。僕はこの手にまさにそこに横たわっている良心的な慣れ親しんだ福音書を受け容れようとはしない。僕はその全てが引き裂かれるまでそれを穿(ほじく)りそれに働きかけて行くしかない。ここで僕は時に何一つ説教する事柄もないのにその気になる。僕は人々を導くために、彼らを導く場所の一つもないのに招集される。」
「彼らをくるくるくるくる回す先頭に立て、」ジョウドゥは言った。「灌漑用の溝に奴らを放り込め。奴らに言ってやれ、もし奴らが貴方のように考えないのなら地獄で燃え朽ちるぞと。貴方が奴らを導きたがるどこかその地獄とは何だ?ただ奴らの先頭に立て。」真っ直ぐなトゥランクの影が地面を這って伸び切っていた。ジョウドゥは感極まってその中に感情移入し、彼の膝の裏側を軸にしてしゃがみ、棒切れでその思いを書くため新しい場所を作った。厚く柔らかい毛の黄色い牧羊犬が小走りで進路を下って来た、下げた頭、だらんとして涎(よだれ)を垂れている舌。その尾はぐにゅぐにゅと丸まってぶら下がり、それは騒々しく喘いでいた。ジョウドゥはそれを口笛で呼んだが、それはただ一インチその頭を下げてどこか確かな行き先に向かってひとり急いだ。「どこかへ行こうとしている。」ジョウドゥは言い訳をした、少々感情を害して。「家に向かってる、多分。」
牧師は彼の話題から放り出される筈がなかった。「どこかへ行くところだ。彼は繰り返した。「その通りだ、奴はどこかへ行くところだ。僕にー僕がどこに行こうとしているのか僕は分からない。」あんたには話そうー僕は何時も舌先三寸で人々を飛び跳ね喋らせている、そして彼らがまさに倒れ気絶するまで栄光を叫びながら。そして僕は彼らを導くために誰かに洗礼を施そうとする。それからー僕がどうするつもりかあんたは知ってる?僕は彼女ら女達の内の一人を外の草地に連れて行き、彼女と一緒に僕は横になる。それを毎度やって来た。その時僕はいけないと思ったが、僕は祈りまた祈ろうとする、しかしそれはしていいことではなかった。彼女らと僕に次の機会が巡って来るとあり余るほどその気になった、僕はまたそういうことをしようとする。僕はそこにはまさに僕にとってどんな希望もないと思った、僕は酷で老獪な偽善者だった。ところが僕はそうだったのに意に介さなかった。」
ジョウドゥは微笑み彼の長い歯が分かれて彼はその唇を舐めた。
「そこには彼女達を押し倒すための素晴らしい熱い集会のようなものは全くない。」彼は言った。「僕は自らそんなことをしでかした。」「あんたは分かってくれるね、」彼は泣いた、「僕はそりゃあそんなものだと理解はした、それで僕は頭が回転し始めたんだ。」彼は骨張った大きな‐拳(こぶし)を握った手を敲いている手振りで上下に振った。「僕はこんな風に考えるー『ここでは僕に神の恵みを説いている。そしてここでは彼らが飛び跳ね叫ぶほどかなり熱を入れて神の恵みを得ている彼女ら人々がいる。今や彼女らは悪魔出身の娘と寝ていると言う。しかし地獄で手に入れた更なる神の恵みはより素早く彼女を草地に出かけさせたがる。』そこで僕はどうやって地獄で、僕を大目に見て下さい、どうやって娘が神聖な気持ちでかなり満ち足りてそれは彼女の鼻や耳の外に噴出している時に悪魔が入り込めるのかと考えてしまうんだが。悪魔は地獄で雪玉のチャンスに抵抗しなかった、それは一度だと貴方は思い込みたがる。いずれにせよそこにはそれはあった。」彼の眼は興奮して輝いていた。彼はその頬を一瞬動かしてそれから土ぼこりの中に唾を吐き、唾の塊りは繰り返し転げ回った、それが丸い乾いた小球のように見えるまで土ぼこりを拾い上げながら。牧師は彼が本を読んでいるかのようにその手を広げその手の平を見た。「そしてそこには僕がいる、」彼は穏やかに続けた。「そこにはこの手中に人々の心その全てと共に僕がいるー責任があり僕の責任を感じながらーどんな時も、僕は彼ら女達の内の一人と寝た。」彼がジョウドゥを遠く眺めるとその顔は救いようがないように見えた。彼の表情は救いを求めていた。
ジョウドゥは念入りに土ぼこりに女の胴体を線で引いた、胸ヒプ、骨盤。「僕は未だ嘗て牧師だったことはなかった、」彼は言った。「僕は未だ嘗て僕がそれを捕まえられさえしたら傍(はた)に何一つ手に入れさせはしなかった。それに僕は一つを手に入れたら僕は、くそう、ほっとする以外、そういう考えしか未だ嘗て持ったことはなかった。」
「しかしあんたは牧師ではない、」ケイシィは言い張った。「娘はあんたにはあくまでも単なる娘に過ぎなかった。誰もあんたには何者でもなかった。しかし僕には彼らは神に身を捧げた船だった。僕は彼らの魂を救っていなかった。そしてここで僕の責任の全てと共に僕はただ神聖な精神で彼らに泡を吹かせているだけで、その次には彼女達を草地に連れ出そうとする。」
「多分僕は牧師になるべきだった、」ジョウドゥは言った。彼は彼のタバコウと紙を取り出し紙巻きタバコウを巻いた。彼はそれに火をつけ牧師を煙越しに目を細めて見た。「僕は長く女なしだった。」彼は言った。「そりゃあしっかり捕まえて誰かを手に入れるつもりだ。」
ケイシィは続けた;「それは僅かな睡眠も得られなくなるまで僕を悩ませた。ここで僕は説教をして僕は言いたい:『神に従って今回は僕はそうするつもりはない。』そして直ぐに僕がそう言っている間、「僕はそうなんだと分かった。」
「貴方は奥さんを手に入れたらいい。」牧師とその奥さんが一時(いっとき)僕達の所にいた。ジホウヴァイトゥ(エホバ)だった彼らは。二階で寝ていた。僕達の中庭で集会を開いていた。僕達子供には聞こえる。その牧師の細君は毎晩集会の後、神も畏れぬ動悸に応じた。」
「あんたが僕に話してくれて嬉しい。」ケイシィが言った。「僕はそれはまさに僕だったと思うことを役に立てる、この期に及んでそれは僕にこんな苦痛を与える、僕は仕事を辞め一人で立ち去る、彼女に全くあれこれいいことを考えさせる。」彼はその足を折り曲げその乾いた埃だらけの爪先の間を引っ掻いた。「僕は自分自身に問いかける:『何がお前を苛(さいな)んでいるのか?それは捻じ込むことができるのか?』そして僕は言う:『いやそれは罪だ。』また僕は言う:『やつがまさに罪に対してラバの‐尻ほどの証でしかないあれがなぜそうなのか?そしてジーザスという完璧の出現、やつがパンツのバトゥン(ボタン)を指で触り始めるその時、あれはなぜそうなのか?』」彼は韻律を使ってそこに並べてそれぞれの言葉を静かに置いたかのように彼の手の平に指を二本置いた。「僕は言う:『多分それは罪ではない。多分それは人々がいる道そのものだ。多分僕達はありもしないことのために自らの外で地獄を鞭打って来た。』そのうち僕は何人かの姉妹は3フィートゥの有刺鉄線のもじゃもじゃで彼女ら自身を叩くことにどれだけ耽けたことかと考えた。多分彼女達は自らを傷付けたがり、また多分僕は僕自身を傷付けたいのだと考えた。いい具合に、僕はそういうことを思いつく時には木の下で横になっていた、そのうち僕は眠り込んでしまった。やがてそれは夜となり、それは闇となった。カイオウティ(コヨーテ)が直ぐ近くでないていた。僕はそれに気付く前に大声で叫んでいた:『それと共に地獄を!そこにはどんな罪もなくどんな高潔もなかった。そこには人々が果たすただ役目だけがあった。それには同じ事柄に属すあらゆる役割がある。そして人々が果たす事柄は良くもあり良くはないこともあるが、どんな人も言う権利は得ている。』」彼は中断し彼の手の平から顔を上げ、言葉を離れて横になった。
ジョウドゥは彼ににっこりはしたがジョウドゥの目は鋭く関心もあるようだった。「貴方は彼女に繰り返してしまう、」彼は言った「あんたは彼女が分かっている。」
ケイシィがまた話した、すると彼の声は苦痛と混乱に沸き返った。「僕は言う:『それは愛だ。僕は人々をこんなにも愛している。僕は時に上半身に上手く溶け込む、また僕は言う:『お前はジィザスを愛さないのか?』そこで、僕は考えた上に考えて、ついに僕は言う:ジィザスという名のものを僕は知らない。僕は多くの物語を知っている、僕は人々をひたすら愛す。そうして僕は胸に上手く溶けて彼らを愛す、だから彼らを幸せにしたい、そこで何か僕が思い付いたつまらないことでも彼らを幸せににするだろうと説教をして来た。そしてその時‐僕は数多くの地獄を話して来た。多分あんたはひどい言葉を使う僕のことを変に思うかも知れない。いいことに、彼らはもうこれ以上僕に対してひどくはならない。彼らはまさに人々が使う言葉のままで、彼らは彼らと一緒に何一つ悪いことを言わない。とにかく、僕が思い付いたもっといいことをあんたに教えよう;一人の牧師からのそれは最も非宗教的なことであり僕はもう二度と一介の牧師のままでいることはできない、何故なら僕はそう考え僕はそれを信じるから。」「あんたはどうだ?」ケイシィは彼を恥ずかしげに見た。「もしそれがあんたをひどく打てば、どんな攻撃もそれにしないのか?」ジョウドゥは尋ねた。
「僕はどんな攻撃もしない、鼻の奥の胸以外、とジョウドゥは言った。「貴方は何を心に描いたんですか?」
「僕は聖霊やジィザスの道のことを想像した:『僕達はなぜ神はジィザスに関わるそれを伝えることになっているのか?ひょっとすると、』僕は想像した、『多分それが僕達が愛す男というもの。女というものかも知れない;多分それは聖霊だー人の霊が仕組みというものかも知れない。多分男達は揃って誰もの一部分として一つの広い心を備え持つのかも知れない。』今僕はそこにそれや突然ー僕がそれに気付いたことの全てを考えながら座っている。僕は実に深く知るのでそれが真実となり、僕はなおもそれを知る。」
ジョウドゥの目は地面に落ちた。しかし彼は牧師の中の剥(む)き出しの誠実さに向き合えないかのように。「貴方はそのような考えを持っていたのではどんな教会も維持できない、」彼は言った。誰でもそのような考えの貴方を田舎から追い出そうとする。跳んでは叫ぶ。それは人々が好きなことだ。彼らにうねりを感じさせる。お婆ちゃんが皮肉って話そうとした時は、貴方は彼女を拘束することができなかった。彼女はその握り拳(こぶし)で十分成長した助祭のことをけなした。」
ケイシィは彼が不気味に見えた。「つまらないことを僕はあんたに聞いてほしい、」彼は言った。「つまらないこと、それは僕を蝕(むしば)んで来た:」
「先を行くんだ。僕は話そうとする、時々。」
「さて」ー牧師はゆっくりと言ったー「ここに僕が素晴らしき我が家にいた時、僕が洗礼を施したあんたがいる。あの日、僕の口から離れて跳びはねていたジィザスの小さな塊りを送り届けられた。あんたが覚えていようとしないのはあんたはあのお下げ髪を引っ張るのに忙しかったからだ。
「僕は覚えています。」ジョウドゥは言った。「あれはスゥジィ・リトゥルだった。彼女は1年後僕の指を潰した。」
「さてーあの洗礼からどんなことを掴み取ったの?あんたの行く手を少しはましにしたか?」ジョウドゥはそれについて考えた。
「い‐い‐いや、僕は何かを感じた通りに言葉にできない。」
「じゃあーそれから少しでも悪いことを引き寄せたりしたか?頑張って考えてみなさい。」
ジョウドゥはボトゥルを持ち上げ、がぶ飲みをした。「そういうものはその中に何も入っていなかった、良いこととか悪いこととか僕はただ本当に面白っかった。」彼は牧師に酒瓶を手渡した。
彼はため息をつきー一杯やり安物のフイスキィを眺めてほんの少しもう一杯飲んだ。「それでいいんだ、」彼は言った。「もしかすると僕は誰かに傷を負わせたかも知れない。」
ジョウドゥは彼のコウトゥを見渡しカメに目をやった、布切れから解放され、ジョウドゥが彼を見付けた時、彼が連れて行った方向に急いで遠ざかろうとしていた。ジョウドゥは一瞬彼を見守ったがそれからその足に合わせてそうっと行って彼を取り戻しまた彼をコウトゥに包んだ。「」子供達へのプレズントゥが何もないんだ、」彼は言った。ただこの年寄りカメしかない。」
「それは面白いものだよ、」牧師が言った。「僕はあんたがここに来た時、トム・ジョウドゥ父さんのことを考えていた。僕は彼の所にちょっと立ち寄ろうかと思っていた。僕は彼は神を持たない人だと何時も思う。トムはどうしてる?」「僕は彼がどうしているか知らない。僕は4年も家に帰っていなかった。」
「彼はあんたに便りをしなかったのか?」
ジョウドゥは困惑した。「まあ、父さんはきれいに文字を書くような便りをするために書くような手じゃあなかった。彼はその名前を誰かと同じように上手くサインはしたし、鉛筆を舐めはした。ところが父さんは手紙を今までただの一通も書いたことはない。彼は何時もこの口で奴に話せなかったことは鉛筆なんかに縋(すが)る値打ちもなかったんだと言う。」
「あちこち旅をしてどこかに行っていたのか?」ケイシィが尋ねた。
ジョウドゥは彼が疑い深そうに見えた。貴方は僕について耳にしていなかったの?僕は新聞という新聞に載ったことがある。」
「いやー僕は聞いてない。何が?」彼は片足を他の足の上にぐいっと動かし木に更に低く寄りかかって身を収めた。午後は急速に足取りを速めていた、そして濃厚な色合いが太陽の上に増していた。
ジョウドゥは愉快そうに言った:今すぐに貴方に話しても一向にかまわないし一緒にそれを済ませてしまおう。しかしもし貴方がまだ説教するつもりでいるのなら:「僕は話す気はない、貴方が僕のことを繰り返し祈ることにするとしたらぞっとする。」彼は最後のパイントゥを流し出し我が身からそれを放り出した、すると土ぼこりの上で平たい茶色のボトゥルは軽く横滑りした。「僕はマカラスタァにそれを4年放ったらかしてた。」
ケイシィは彼の方へぐるっと向き直った、すると彼の眉は彼の高い額が一層高いように見えるほど落ちた。「それについて話すのを望んでいない、そうだね?僕はあんたに問いただす気はない、もしあんたが何か悪いことをしたのならー」
「僕は僕がしたことをしようとするーまた、」とジョウドゥは言った。
「僕は喧嘩の最中に一人の男を殺した。僕達はダンスで酔っ払っていた。彼は僕をナイフで刺した、そこで僕はそこに置いてあったシャブル(シャベル)で彼を殺した。そいつの頭をぺちゃんこにしようとして垂直に叩きのめした。」
ケイシィの眉毛はその正常な水準に回復した。「あんたはその時、何一つ恥じることはなかったのか?」
「いいえ、」ジョウドゥは言った、「僕はそうではなかった。僕は7年を言い渡された、彼が僕を刺したということで。4年の執行猶予で出て来た。」
「それじゃああんたは4年の間あんたの家の人のことを何も聞いていないんだね?」
「オウ、僕は聞きました。母さんは獏に2年前カードゥを送ってくれて今年のクリスマス、婆さんがカードゥを送ってくれました。ジィザス、監房棟の中の奴らはにっこりした!一本の木と光に溢れた飾り付けが雪のように見える。それは詩の中で言っている:
『メリィ・クリスマス、穢れのない子よ、
ジィザスはおとなしい、ジィザスはやさしい
クリスマス・トゥリィの下で
そこには私から貴方への贈り物があるのよ。』僕はばあさんはそれを読みもしなかったと思う。おそらくドゥラマァからそれを貰いその一番光っている飾り物のあるのを選び出した。監房棟の奴らはうわぁ笑い死にしそうだった。その後みんなは僕をジィザス・ミィクと呼んだ。ばあさんは決してそれを面白そうにする気はなかった;彼女はただ思っただけだ、それがあんまりきれいなので彼女はそれを読む気にならなかった。彼女は僕が出世したその年、彼女の眼鏡を失くしていた。たぶん彼女はずっとそれを探し出せなかった。
「マカラスタァであんたは彼らにどんな風に扱われた?」ケイシィが聞いた。
「オウ、万事良かった。貴方は規則正しい食事をし、清潔な衣服を手に入れる、そこには風呂に入る所がある。それは幾つかの点で快適だよ。それを一生懸命しても女の一人もいないが、」突然彼は笑った。「彼らは仮釈放されるくらいの奴だもの、」彼は言った。「1ケ月くらいで彼は仮釈放を解かれて戻って来る。奴はなぜ仮釈放を不意にするのか彼に尋ねた。『そうだな、くそっ、』と彼は言うんだ。『そうしたことは僕のような年寄りの身では全く手が届かない。電灯も手に届かず、シャワァ入浴もままならなかった。そこには一冊の本もなく、食べ物には虱(シラミ)がたかっている。』誰もが多少の便利さを手にして彼が当たり前に食べられる場所に彼は戻って来ると言う。それが一台の車を盗み戻って来させると彼は言う。」ジョウドゥは彼のタバコウを取り出し包みの内の一枚の茶色の紙に息を吹き掛けてばらし紙巻きタバコウを巻いた。「そいつだって正しいんだ。」彼は言った。「昨晩、僕はどこを寝床にしようか考えていることに、我ながら驚いてしまった。やがて僕は僕の壁に作り付けられた寝台のことを考えていた、僕の監房仲間のせいで手にする人事不省は何を仕出かしてしまうかしらと思う。僕と何人かの男達は進行中の弦楽団を抱えていた。立派な代物を。奴はレイディオウでやるしかないよと言った。それで今朝何時に起きていいか分からなかった。ベルが鳴り出すのを待ちながら、ただただそこに横たわっていた。
ケイシィはくすくす笑った。「仲間は手に入れられる、だから彼は製材所の騒音を聞き逃す。」
黄色くなっていく埃を被った、午後の光は土地の上に金色を注ぐ。トウモロコシの茎が金色に見えた。燕の群れがどこかの水飲み場に向かって頭上を急降下した。ジョウドゥのコウトの中のカメは新しい逃亡作戦を始めた。ジョウドゥは彼の帽子の日除けに折り目を付けた。それは今、カラスの嘴(くちばし)の長い突き出ているカーヴになろうとしていた。「僕はそこら辺をぶらぶら歩いて行こうと思う、」彼は言った。「僕は日差しを浴びるのは苦手だが、それは今のところさほどひどくはない。」
ケイシィは一緒に我が身を引き抜いた。『僕は頭がごちゃごちゃになった年齢から父さんトムに会っていない。」彼は言った。「僕はとにかく彼を覗きに行くつもりでいた。僕は長い間、あんたの家族にジィザスを伴って行った、が僕は献金も一口の食事も取り上げなかった。」一緒に来てください、」ジョウドゥは言った「父さんは貴方に会うと嬉しいでしょう。「一緒に来てください、」ジョウドゥは言った。「父さんは貴方に会うと嬉しいでしょう。彼は何時も言っていました、貴方は牧師のために随分長い嘴を手に入れたんだと。」彼は彼のコウトゥを巻いたものを持ち上げそれを彼の靴とカメの周りをしっかり締めた。
ケイシィは彼のカンヴァス地のスニィカァを揃えその中に彼の素足を突っ込んだ。「僕はあんたの秘密を知らない、」彼は言った。「僕は何時も土ぼこりの下のそこら辺に針金とかグラス(ガラス)があるとびっくりする。僕は切れた爪先ほど嫌なものを何一つ知らない。」
彼らは日陰の端で躊躇っていたが、次には岸に急いで辿り着こうとしている二人の泳者のように陽の光の只中へと突進した。数歩の速い足取りの後、彼らは緩やかで用心深いぺイスに落とした。トウモロコシの茎は今も斜めに灰色の影を投げかけ、熱を帯びたほこりの生臭さが宙にあった。トウモロコシ畑は終わり濃い緑の綿がその場所を占めた、ほこりの薄皮を貫く濃い緑の葉、そして形成しつつある丸い鞘(さや)。それはむらのある綿で水が位置する低い所に密集し高い所はがらんとしていた。その作物は太陽を背に奮闘した。遥か彼方、水平線に向かう、目に見えない所と比べると日焼けがあった。土ぼこりの道はその先の外れへと伸びていた、上へ下へと波打ちながら。東を横切って流線型の柳が一列に並んでいた、そして北東へ向かうと休耕中の区域がまばらな絵筆に戻ろうとしていた、それにしても焼けた土ぼこりの匂いが宙にありその空気は乾いている、鼻の中の粘液が表面が硬くなるほど乾き、 また両目から眼球を乾き切ることから守るために涙が出た。
ケイシィは言った:土ぼこりが起き上がるまでトウモロコシが丈夫でどんなに順調か見てごらん。収穫高の快挙になっただろうに。
「毎年、」ジョウドゥは言った。「毎年、僕は忘れられもしない、僕達は大豊作になることを胸に、がそういうことは今までなかった。じいさんは彼女は初めのうち5回の耕作は上手く行った、野生の草がまだ彼女に生えていた間はと言っていた。道路は小高い丘を下り更に緩やかな起伏の丘を上った。
ケイシィは言った:「トム父さんの家はここから1マイル以内であるはずがないよ。彼女はその3つの上り坂を越えないのか?」
「確かに、」ジョウドゥは言った。「もしそれを盗まなければ父さんみたいにそれを盗む。」
「あんたの父さんはそれを盗むの?」
「確かに、それをここの東1マイル半で手に入れてそれを引っ張って来た。そこに家族が住んでいたのか、やがて彼らは遠くへ去った。爺さんと父さんと僕の兄弟ノアは家全部を奪おうとしたが、彼女は来ようとはしなかった。皆で彼女の家の一部を手に入れただけだった。つまり或る結末を彼女は実に面白そうに見物していたというわけだった。皆は彼女を二つに切断し12頭の馬と2頭のミュールで彼女をはるばると引っ張って来た。皆で後半分のために引き返したが、彼らがそこに着く前にウィンク・マンリィが彼の息子たちを連れて来て他の半分を盗んだ。父さんと爺さんはかなり憤慨したが、ちょっとすると彼らとウィンクは一緒に酔っ払いそんなことも忘れて笑い合った。ウィンク、彼の馬は種馬になり、もし僕たちが自分のものを連れ帰ってそれを育てると僕らはおそらくちょっとしたくそ‐家の一つや二つ手に入れるだろう。
「トムは大きなやつだった。」ケイシィは応じた。彼らは籤引きの底まで抉(えぐ)るように埃にまみれてこつこつ働き続けた、するとその時、上りのために足取りが重くなった。ケイシィは彼の額をその袖で拭き、そして彼の平らな‐トプの帽子をまた被った。「そうだ。」彼は繰り返した、「トムは大きなやつだ。神を認めないやつにしては大きなやつだった。僕は彼の中に聖霊がほんの少し入った時、時に集会で彼を見かけた、そして僕は彼が10-12フトゥジャムプするのを見かけた。僕はトム父さんは信心深い霊の一服を吞む時にはあんた方が駆け下りてはとぼとぼ歩いてしまうのを避けるために速く動くようになったとあんたに伝えておく。箱の囲いの中の種馬のように神経質。」彼らは次の上りで頂上に達し道路は古いウォータァ・カトゥの中へ入って行く、不快で湿気があって寒くでこぼこ道、両側からその中への比較的生々しい切断の傷跡。交差点には数個の石があった。ジョウドゥはそのまま素足で小股で渡った。
「貴方は父さんのことを話してくれる、」彼は言った。「たぶん貴方はポークの所まではるばると彼に洗礼を皆で施した頃、ジョンおじさんに会ったことがないでしょう。何故彼が突進し飛ぶことを始めたのか。ピアノウと同じ大きさのこんもりとした灌木を飛び越えたんだもの。越えては彼は飛び戻っては彼は飛ぼうとする、月の出の頃には犬‐狼のように遠吠えしながら。それで、父さんは彼を見て、父さん、彼は奴がここらへんで一番のジィザス‐跳ぶ人だと思う。そこで父さんはジョンおじさんの灌木と同じおよそ2倍の規模のこんもりとした灌木を探し出し、父さんは割れた哺乳瓶を散らかしている雌豚のようにぎゃあぎゃあ鳴く声を上げ人走りして彼女を飛び越え彼の右足を駄目にした。それは霊を父さんの外に連れ出した。牧師はそれを祈って整復したかった、が父さんは言う、いや、神の側で、医者に掛かってその心に満足を得た。さて、彼らは医者ではなかったが彼らは巡回歯科医だった、彼は彼女を整復した。牧師はとりあえず繰り返し祈りを捧げる。
彼らはウォタァ・カトゥのもう一つの側の少しばかりの上りをとぼとぼ歩いて上った。陽光は弱くなりその衝撃の一部は去った、そして外気が熱い間、その叩きつっけるばかりの光線は比較的弱まった。その曲がった柱の上の一繋ぎの電線は道路を縁取った。右手の側に一列の針金のフェンスが綿花畑を横切り、土ぼこりの付いた緑の綿花は両側とも同じ様子で、汚れ乾き濃い緑色だった。
ジョウドゥは教会のフェンスの方角を指さした。僕達の教会がある所のそれ。僕達は実際はそこにフェンスなんかいらなかった、ところが僕達は針金を持っていた、それで父さんはちょっと彼女を欲しがった。それは40は40だという感覚を彼に仕込むんだと言っていた。もしジョンおじさんが彼のワゴン車で6プールの針金と一緒に一晩入って来なかったらフェンスは連なりようもなかった、それらを子豚用として父さんに与える。彼がその針金をどこで手に入れたか僕達は知る由もなかった。彼らは上りのために速度が遅くなった、深く柔らかい砂に埋もれてその足を動かし、その足で大地を確認するばかりで。ジョウドゥの眼差しは彼の記憶の中にあった。彼は自身心中ほくそ笑んでいるかのように見えた。「ジョンおじさんは狂気の私生児だった、」と彼は言った。「その子豚と一緒に彼は何をしたか?」彼はくすくす笑い歩き続けた。
ジム・ケイシィは苛々して待った。その話は続かなかった。ケイシィは明白になるまでにかなり長い猶予をそれに与えた。「さて。その子豚を連れて彼は何をしようとしたんだ?」彼はついに催促した、幾分苛立って。」
「えっ?オウ!」さて、彼は直ぐにそこでその子豚を殺した、そして彼は母さんにストウヴに火をつけさせた。彼は豚の厚切り肉を切り取り鍋にそれを入れ、彼はあばら骨と足をオウヴンに入れた。彼はあばら骨が焼き上がるまで厚切り肉を食べ、彼は足が焼き上がるまであばら骨を食べた。そして次に彼はその足をがつがつ食べた。彼女の大きな塊を切り取り彼の口の中にそれを押し込んだ。僕らガキどもはあくせく働きながら付き纏い、彼は僕たちにいくらかくれたが、彼は父さんには全く上げようとしなかった。やがて彼は随分たくさん食べたので彼は吐き眠ってしまった。彼が眠っている間にガキと父さんは足を完全に終えてしまった。さて、ジョンおじさんは朝起きるとオウヴンの中の足をぞんざいに置く。父さんが口を開く:『ジョン、あんたはそのくそ豚全部を食べるつもりか?』すると彼は言う:『僕はそうしたいが、トム、それにしても僕は豚欲しさにいながら腹が減って僕に彼女を食べさせる前に彼女の一部を台無しにするだろうとびくびくさせられる。ひょっとするとあんたは一皿貰って針金を二巻き返してくれた方がいいのかも知れないな。』さて、サァ、父さんはまるで馬鹿ではなかった。彼はまさにジョンおじさんに続き自分でも飽き飽きした豚を食べさせた、そして彼が車で去った時、半分以上多くは食べていなかった。父さんは言う;『どうしてあんたは彼女に塩を振らないのか?』しかしジョンおじさんではなく;彼が豚を欲しがると豚全部を欲しがり、彼が通り抜ける時は彼は僅かな豚も付き合おうとはしない。だから彼が去って行くと、残り物に塩を振る。
ケイシィは言った;僕がまだ説教する心構えでいた内は僕はその訓戒を作ろうとしてそれをあんたらに話したが僕は全くそれをしなくなっている。あんたが何を思おうと彼はそのためにそのようなことをした。
「僕には分らない、」ジョウドゥは言った。「彼はただ豚の所為で空腹を覚えただけだ。そのことを考えさせたければ僕を腹ぺこにするがいい。僕は4年でロウストゥポーク4切れだけ食べたークリスマス毎に一切れずつ。」
ケイシィはわざとそれとなく示した:たぶんトムは聖書の中の惜しみなく与えるためにのように太った牛を殺そうとするのかも知れない。
ジョウドゥは馬鹿にして笑った。「貴方は父さんを知らない。もしも彼が鶏を殺せばガーガー鳴くのはほとんどが父さん由来で鶏ではない。彼は決して学ぼうとしない。彼は何時もクリスマス用の豚を救っているし、それからそれは膨れ上がったものか幾ばくかのピンとして蓄えている内に駄目になる、だから貴方はそれを食べられない。ジョンおじさんは豚を望めば彼は彼女を食した。」
彼らは丘の曲がりくねった頂上を越え、その眼下にジョウドゥの所を見た。そこでジョウドゥは立ち止まった。「そりゃあ同じ様子のわけがない、」彼は言った。「あの家を見てくれ。何かつまらないことが起きたんだ。あそこにはもう誰もいない。」二人は立ち尽くしわずかばかりのビルディングの群れを睨みつけた。
5
土地の所有者らは土地にやって来る、或いはかなり頻繁に所有者の代弁者が来るものだ。彼らは締め切った車に入ったままで、彼らはその指で乾いた地面の感触を得た、そして時に彼らは土壌テストゥのために敷地の中で大きな木工用キリを運転した。借地人らは、彼らの陽光に‐打たれた玄関の前庭から、締め切った車が畑伝いに運転する時は不安そうに見守った。そしてついに地主の男たちは玄関の前庭の中に運転して入り、窓の外に話しかけるために彼らの車に座っていた。しばらくの間、小作人らは車の間に立った、そして次に地面にしゃがみ、印を付けるための棒切れを見付けた。
開けた玄関の中で外を見ながら女達がじっとしていた、そして彼の後ろに子供たち‐トウモロコシのような‐髪の毛の子供たち、大きな目をした、その他の裸足の一番上の一人の裸足は爪先だちでふらふらしながら。女達と子供らは地主の男たちに声をかけている彼女らの夫を見守っていた、誰もが沈黙していた。
地主らの何人かに思いやりがあったというのは彼らは彼らがせずにはいられないないことを嫌悪していたからで、彼らの内の何人かが怒っていたというのは彼らが残忍であるということを嫌悪していたからで、彼らの内の何人かは冷淡だったというのは彼らはずっと以前、或る者は冷たくなければ地主にはなれないということに気付いてしまったからだった。彼らは揃って自らより何か大きいものに囚われていた。彼らの内の何人かは彼らを追い立てる数学を嫌悪し、何人かは恐れ、何人かは数学に心酔したというのはそれは思考からまた感情からの避難場所を提供したから。銀行とか金融会社は土地を所有した、所有者の男は言った;銀行ー或いは会社はー必要とする―欲しがるー強く主張するー持たなければならないー銀行或いは会社は化け物であるかのように、思考や感情を持った、それは彼らを陥れて来た。こうした輩は最終的に銀行とか会社に何の責任も負おうとはしないというのは彼らは一人前の男でもあり奴隷でもあったから、地主の内の何人かはこれほど冷たく精力的な主人になることは少し誇らしかった。地主の男たちは車の中に座って説明した。お前たちは土地が痩せたと知っている。お前たちは十分長くそれを引っ掻いて来た、神もご存知だ。
しゃがんでいる借地人の男たちは頷き、不思議に思い、土ぼこりに計算を描いて、そう、彼らには分った、神はご存知だと。もしも土ぼこりが飛んでいくことだけなければ。もしトプ(トップ)が土壌の上にただ留まろうとするだけで、それはそうひどくはないのかも知れない。地主の男たちは彼らの核心へと導き続けた。お前たちは綿花が土地に何をするか分かっている:それを続け、それを盗み、血という血をそれからすすり尽くす。しゃがんでいる人々は頷いたー彼らは分かっている、神は‐ご存知だ。たとえ彼らがただ作物を輪作できるだけにしても彼らは土地に血をどうにか戻したらいい。
そうだなあ、それにはもう遅過ぎる。そして地主の男たちは彼らが今あるより更に強固な怪物の機能と思想を説明した。一人の男はもし彼がまさに食べて税金を支払いさえすれば土地を維持できる:彼はそれを実行に移せる。
そう、彼はそうすることができる。彼の収穫が或る日失敗に終わるまでは、やがて彼は銀行から借金しなければならない。
ところが貴方が知っているように、銀行とか会社はそれをすることができない、というのはそうした生き物は空気を吸わない、横の‐肉を口にしない。彼らは儲けを吸い取る、彼らは金銭上の利益にしゃぶりつく。もしも彼らがそれを得なければ、彼らは空気がなくて横の‐肉が貴方が死ぬ道を消す。そりゃあ悲しいことではあるが、そりゃそういうものだ、そりゃあ本当にそうなんだもの。
しゃがんでいる男たちは理解すべきかと目を上げた僕たちは本当に持ち堪えられるのか?たぶん来年はいい年になるだろう。来年は綿花が幾らか、神はご存知だ。そして戦争という戦争を使ってー綿花がどんな価格に持って行くか神はご存知だ。それらは綿花から爆発しないのか?それに制服か?十分戦争を持って来たらいい、すると綿花は天井を打つ。来年は、おそらく。彼らはいぶかるように見上げた。
僕たちはそれに頼れない。銀行―怪物は常に利益を手にしていなければならない。それは待てない。それは死に絶えるだけ。いや、税金がどんどん作動し続ける。怪物が成長を止めたらそれは死ぬ。それは一つのサイズで留まらない。
柔らかい指が車の窓の静寂を軽くノックし始めると、硬い指は休む間もなく描いている棒切れでぴったり締めた。陽光が照り付ける借地人の家の玄関の中で女達は溜息をつきそれから足元を入れ替えた、つまり下にいた者が今度は上になり、爪先立ちした。犬どもがクンクン匂いを嗅ぎ回りながら4つのタイア全てに次から次へと小便をかけた。そして鶏は日の当たる土ぼこりにうずくまり皮膚への土ぼこりをすっかり払い落とすためにその羽をふわりとふくらませた。小さな豚小屋の中で豚は汚水の泥の残りのお代わりに好奇心旺盛そうにブウブウないた。 しゃがんでいる男たちは再び下を見た、あんた方は僕らに何をしたいんですか?僕らは収穫の分け前をほとんど頂けないー僕らは今餓死寸前だ。子供たちはずっと腹が減ったまま。僕らは着る服を手に入れられず、破れてぼろ切れだ。近所中が同じ状態でないのなら、僕らは会合に行くのが恥ずかしいに決まっている。
するとついに地主の男たちは核心に触れた。借地人システムはもはや機能しようがない。トゥラクタァ上の一人の男は12か14の所帯の土地を奪える。彼に賃金を払い、収穫物全てを取り上げる。僕たちはそうせざるを得ない。僕らはそうしたいわけじゃあない。何れにせよ怪物の病気、何かが怪物に起こってしまった。
何れお前らは綿花で土地を死に絶やすんだ。
我々には分っている。我々は土地が死に絶える前に一刻でも早く綿花を取り上げるしかない。次に我々は土地を売りに出す。東部の多くの所帯は土地の一つでも持ちたいと思っている。借地人の男たちは驚いて見上げた。それにしても僕らに一体何が起ころうとしているんだ?僕らは一体どうやって食べるんだ?
お前らは土地を離れるしかないんだ。隙が玄関の前庭を突き進むぞ。
するとたちまちしゃがんでいる男たちが怒って立ち上がった。爺さんは土地を奪った、そしてそいつらを追い払うためにはインディアンを殺らなきゃあならなかったんだ。そして父さんがここで生まれ、彼は雑草と蛇を殺った。それから悪い年が巡って来て彼は僅かばかりのお金を借りるしかなかった。その内僕らがここで生まれた。ドアの内側のそこに‐‐ここで生まれた僕らの子供たち。また父さんんはお金を借りるしかなかった。その時銀行は土地を所有した、ところが僕たちは居座り僕らがほんのちょっとでも持ち直すものを手に入れた。
僕らはそれが分かる、その全てが。それは僕らのものじゃない、それが銀行だ。銀行はは一人の男に似てはいない。或いは51,000エイカァの‐オウナァ、彼は一人の男にもどちらにも似ていない。それは怪物だ。
確かに、借地人の男が叫んだ、何れにせよそれは僕たちの土地ではない。僕たちはそれを測りそれを分けた。僕たちはその上で死に追いやられる。たとえそれが何の得がなくても、それは今なお僕らのものだ。つまりそこでどんな僕らのものを作るかだーその上で生を受け、そこで働き、そこで死ぬ途上で。それがオウナァシプを作る、その上に番号の付いた紙ではなく。
僕たちは申し訳ないと思う。それは僕らのものじゃあない。それは怪物だ。銀行は人のようではない。
そうだ、だが銀行はただの人の作ったものだ。
いや、あんた方はそこでは悪どいーそこでは全くひどい。銀行は人々以上に何か他の類だ。銀行の中のどんな人たちも銀行がすることは嫌う、それでもなお銀行はそれを実行する。銀行は人々よりずっと一癖も二癖もある、僕はあんた方に言って置く。それは怪物だよ。人々がそれを作ったんだ、そのくせ奴らはそれを制御できない。
借地人は叫んだ:じいさんはインディアンたちを殺った、父さんは土地のために蛇を殺った。多分僕たちは銀行を殺ってもいいー奴らはインディアンや蛇より性質(たち)が悪い。多分僕たちは自分の土地を守るために闘うことになる、父さんやじいさんがしたように。
するとたちまち地主の男たちは怒り心頭。お前たちは出て行く以外ない。
だがそれは僕らのものだ、借地人の男たちは叫んだ。僕らはー
いや。銀行が、怪物がそれを所有している。お前らは出て行くしかないんだよ。
僕たちは自分の銃を手に入れる、インディアンが来た時のじいさんのように。そうしたらどうなる?
そうだなあーまずは保安官、その次は軍隊。もしお前たちが居座ろうとすればお前たちは盗んでいることになる、もしお前たちが居座るために殺せば殺人犯になるだろう。怪物は人でなしだが、そいつの望み通りにすればそいつは人間に仕立て上げられもする。
しかし僕たちが出て行くにしても、僕たちはどこに行くんだ?どうやって行けばいいい?僕たちにはまるでお金が手に入らなかった。
僕たちは気の毒だと思っている、と地主の男たちは言った。銀行、50,000‐エイカァ所有者に責任があるはずがない。あんた方は自分のものでもない土地の上にいる。嘗て境界線を越えてたぶんあんた方は綿を積んだはずだ。たぶんあんた方は安心して出て行ける。どうしてあんた方は西部の‐カリフォーニアを目指さないのか?そこにはそこいらに仕事が転がっているし、そりゃあ寒くもならないよ。どうして、あんた方はどこにでも手が届きオリンジを摘める。どうして、そこには中で働けば何時も様々な作物がある。なぜ、そこにあんた方は行かない?そして地主の男たちはその車を発車し去っていった。
借地人の男たちはその腿と尻の上にしゃがみ込んだ。再び棒切れで土ぼこりに印を付けるために計算をするために、驚くために。彼らの陽に‐焼けた顔は暗く、その陽に‐鞭打たれた目は輝いていた。女たちは玄関を出て男たちの方に用心して移動した、また子供たちは女たちの後ろに用心して忍び足で、走り出しそうだったが。比較的大きな少年らは彼らの父親の側にしゃがんだ、というのもそういうことが彼らを一人前にしたから。いっとき経って女たちは尋ねた:あの人は何を欲しがったの?
すると男たちは一瞬見上げたが募る心労がその目にあった。僕たちは離れるしかない。一台のトゥラクタァと一人の監督者。工場のような。
僕らには分からない。僕らには分からない。
そこで女たちは家の中に素早く、静かに引き返し彼女たちの前に子供たちを集めた。彼女たちは随分傷付き随分当惑した男は怒って混乱させるかも知れないということを心得ていた、彼が愛す人々に向かってさえ。彼女たちはほこりにまみれて計算しては訝しく思う男たちを一人にして置いた。
少し経つとやはり借地人の男はあちこち見回した―10年前に費やしたパムプを、鉄の花のある注ぎ口の上のガチョウの首のハンドゥルを、千羽の鶏が殺された切り刻まれたブロックを、物置に横たわる手すきと、その上の垂木にぶら下がった免許の馬草桶。
子供たちは家の中で女たちを取り巻いて群がっていた。私たちは何をしようとしているの、母さん?僕たちはどこに行こうとしているの?
女たちは言った:私たちにはまだ分からないの。外に行って遊びなさい。だけどお前のお父さんの近くに行かないで。もしお前があの人に近寄るとあの人はお前を殴るかも知れないよ。そして女たちは仕事を続けた、がずうっと彼女たちは土ぼこりの中に当惑して計算しながらしゃがみ込んでいる男たちを見守った。
トゥラクタァが道の向こうからやって来て畑に入った、昆虫のように動いている大きなクロォラァ、昆虫の途方もない能力を持った。それらは地面の上で這った、轍(わだち)を敷き詰めながらその上を転がりながらそれを持ち上げながら。ディーズルトゥラクタァ、はそれらが怠けてじっとしている間浪費している;それらが動くとそれらは大きな音を立てた。そしてそれからブーンと唸りながら鎮まる。相手にしないとたかをくくった怪物たちは土ぼこりを上げながらその中にそれらの鼻を突き刺しながら、地方を真っ直ぐ下り、地方を横断し、柵を貫き、玄関の作業場を貫き、真っ直ぐ一列に並んで溝の中と外を。それらは地面の上を走らなかったが、それら自体の路床の上を。それらは丘や峡谷、運河、柵、家を無視した。
鉄の席に座っている男は人のようには見えなかった:手袋をはめた、ガグル(ゴーグル)を付けた、鼻と口を覆う塵埃‐マスク、彼は怪物の一部で、席に収まったロボトゥ。地方を貫く気筒の雷鳴が響き外気と土と一体になった。つまり土と外気は共鳴し振動してゴロゴロ鳴った。運転手はそれを制御できなかったー地方を横断してそれは真っ直ぐ進んだ。1ダズン(ダース)の農場をすっかり切り刻んでは一直線に引き返す。制御でグイっと引っ張ると急に向きを変えられた」、しかし運転手の手はグイっと引っ張ることができなかった、というのは怪物そいつがトゥラクタァを築いた。怪物がトゥラクタァを世に送った。怪物、は運転手の手中に、彼の脳や筋肉の中にどういう分けか入り込んだ、彼にガグルを着けさせ彼の抗議を封じたから。彼はそれがあるがままに土地を見ることができなかった、それが匂うがままに土地の匂いを嗅げなかった:彼の足は土塊を踏み付けず、また土の温もりと力を感じなかった。彼は鉄の座席に座り鉄のペダルを踏んだ。彼は彼の力の拡張に歓声を上げ、或いは呪い、或いは勇気付けることができなかった、だからこの所為で彼は自らを元気付けたり鞭打ったり呪ったり勇気付けたりできなかった。彼は土地を知るとか所有するとか信用するとか請うことがなかった。もしも一粒の種が落ちても芽を出さなかった、それは干ばつでしおれるとか雨の氾濫で水浸しになったりすると、それはトゥラクタァに対する以上に運転手に対しても何でもなかった。
彼は銀行を大切に思う以上に土地を大切に思ったことはなかった。彼はトゥラクタァを誉めるのは容易かったーその機械加工された上辺、その力の高まり、その爆発しつつある気筒の唸り;ところがそれは彼のトゥラクタァではなかった。トゥラクタァの後ろで輝いているディスクを、刃で土を切っているー鋤をかけているばかりでなく外科手術も、右に切った土を押しながらそこでディスクの2列目がそれを切りそれを左に押した;薄切りにする輝いている刃、は切った土で磨いた。そしてディスクの後ろに引っ張った、鉄の刃で解きほぐしているまぐわ、つまり小さな土くれはばらばらにして土はでこぼこのないように敷き詰めた。まぐわの後ろに、長い種蒔き機ー12の制御された鉄のピーン(ハンマーの頭部)は鋳物工場で直立した、オーガズムはギアーによって設定した、順序立てて暴行しながら、情熱もなく暴行し続ける。運転手は彼の鉄の席に座った。すると彼は彼が意図しなかった真っ直ぐな列を誇りに思った、彼が所有とか愛するとかしないトゥラクタァを誇りに思った、彼には制御できないその力を誇りに思った。そしてその作物が成長し、収穫されると、誰一人その指で暑い土くれを粉々にして土を過去の彼の指先と変えさせた者はいなかった。誰一人種に触れた者もなく、また成長を渇望した者もいなかった。男たちは彼らが育てなかった、パンと何の関連もないものを食べた。土地は鉄の下で耐えた、やがて鉄の下で死んでいった;つまりそれは愛されるとか嫌われるとかではなく、それは祈る者も呪いの言葉も持たなかった。
正午にトゥラクタァ運転手は借地人の家の近くに時々停めて彼の昼食を広げた;パラフィン紙にくるんだサンドゥウィチ、ミルクパン、ピックル(ピクルス)、チーズ、スパム(牛豚肉の缶詰)、一片のエンジン部品のような銘柄のパイ。彼は満足することもなく食べた。そして借地人らは彼を見ようとして外に出て未だにどこかに移動しようともせず、物珍しそうに見ていた、がガグルや塵埃マスク、は目の周りに白い円や鼻や口の周りの白い円を残していた、が外されている間、だらだらと時間を過ごし続ける。トゥラクタァの排気は、非常に安上がりで新たなスタァトゥにとってもディーズルの鼻を温めることよりエンジンの運転を放置することの方がずっと効果的で燃料も安上がりだから。物珍しい子供たちはぴったり寄り添って群がった、彼らが見守ったようにその揚げた生地を食べたぼろを着た子供たちも。彼らはサンドゥウイチのくるんでないのをおなかをすかして見つめた、そして彼らの飢えてー敏感になった鼻は彼のピックル、チーズ、スパムを匂った。皆、彼が齧るのを見てはいなかった;その目はサンドゥウイチを掴むその手を追った。しばらくして地域を離れられなかった借地人が外に出て来てトゥラクタァの側の日陰にしゃがんだ。
「どうした、お前はジョウ・デイヴィスのとこのせがれだね!」
「そうだよ、」運転手が言った。
「それで、あんたは何のためにこんな仕事をしているんんだーあんたの領分の人々に対して?」
「一日に3ダラァ(ドル)。僕は僕の食い代のために這いつくばることに飽き飽きしたんだ。それを手に入れることじゃなく。僕は妻と子供たちを持った。僕は食べるために手にした。日に3ダラァ、それは毎日入って来る。」
「それはそうだ、」借地人は言った。「しかしあんたの日に3ダラァのためが15とか20人家族なら全く食べてはいけないよ。100人近くの人々が出て行くしかなくて日に3ダラァのために路頭に迷っている。それはそうだろ?」
すると運転手が言った:「そうは考えないんだ。僕自身の子供たちのことを考えてみてくれ。日に3ダラァ、そしてそれは毎日入る。時代はだんな変わって行く、あんたは分かっていないのか?もしあんたが2000、5000、10000エイカァとトゥラクタァ1台を手に入れなければこの土地での暮らしを用意できなくなる。収穫地はもはや僕らのような小作人のためにあるんじゃない。あんたは喚(わめ)き声を上げない。それというのもあんたはフォーズ(Fords)を作れないから、またつまりあんたは電話会社ではないから。それで、収穫は今はそれに似ている。そのことですることは何一つない。あんたはどこかで日に3ダラァ手に入れようよする。それがたった一つの方法だ。
借地人は熟考した、「それがどんなにおかしなことか。もし一人の男が僅かな地所を所有していれば、その所有権は彼にある。、それは彼の一部になり、それは彼のようになる。もし彼が単に地所を所有するだけならそうやって彼はその上を歩けばいいしそれをいじって上手く行かない時は悲しいし、雨がその上に降っている時は上手く行ったと感じる、その所有権は彼にある、そして彼が更に大物になる何らかの方法はつまり彼がそれを所有しているからだ。たとえ彼が成功しなくても彼はその地所と共に大物になる。それはそういうものだよ。」
そして借地人は更に熟考した。「しかし一人の男に彼が訪れない地所を手に入れさせるとか、首を突っ込む時間が取れないとか、その上を歩こうにもそこでは許されないとかーなぜか、その時。所有権はその男にある。彼は彼が何を欲しがってもそうすることはできない、彼は何が欲しいのか彼には考えられない。所有権はその男にあり、彼がそうであるよりずっと強かった。彼は小さい、大きくはないーだから彼は彼の所有権の召使だ。それはそうだ、同様に。」運転手の焼き印を押されたパイをむしゃむしゃ食べ、パイの耳を投げ捨てた。「時代は変えられる、あんたは知っているか?子供たちを養えないというようなことについて考えながら。あんたの日に3ダラァを手に入れるんだよ、あんたの子供たちを養うんだ。あんたのとこの子供以外誰の子供たちを心配して電話を貰う?あんたはそれに似た話で名声を得はしても、日に3ダラァ手にすることはないよ。大きな標的はあんたに日に3ダラァ与えることはない、たとえあんたの日に3ダラァ以外の何について心配してみたところで、」あんたの日に3ダラァのために道におよそ100人もの人々が。僕たちはどこへ行くのか?」
「そしてそれは僕に思い出させる、」運転手は言った、「「あんたは直ぐに出て行けばいい。僕は食事の後、戸口の‐作業場を突き抜けるつもりだ。」
「あんたは今朝井戸を満たした。」
「僕は分かってるよ。境界を真っ直ぐなままにして置かなければならない。しかし僕は食事の後、戸口の‐作業場を突き抜けるつもりだ。境界線を真っ直ぐに保つことになった。そしてーそうだ、ジョウ・デイヴィス、僕の古い知り合い、あんたは知ってる、だからあんたにこのことを話すんだ。そこに移動して出て行かない家族がいてたとえどこに潜んでいようと僕は指示されたーもし僕に何があってもー分かるだろ、余りに近寄り過ぎて、ちょっとだけ家を諦める。とにかく僕は2‐ダラァを手にしたらいいんだ。それに僕の一番下の子供には未だに一度も靴を履かせてやっていない。」
「僕はこの手でそれを建てた。覆いをかけるために古い針金を真っ直ぐにした。垂木は結び上げた針金と一緒に大梁(ばり)針金で結ばれる。それは僕のものだ。僕がそれを建てた。あんたはそれにどんとぶつけて倒すー僕はライフルと一緒に窓辺にいるつもりだ。あんたが更にあんまり近付けば、その時は僕は兎のように打ちまくるよ。」
「それは僕じゃない。僕にできることはそこには何もない。もし僕がそれを実行しなければ僕は僕の仕事を失くすんだ。すると見ろーあんたは僕を殺す気か?彼らはあんたをただ絞首刑にするだけだよ。絞首刑にされるずっと前にそこにはトゥラクタァに乗った他の奴がいるよ、そしてそいつはその家にどんとぶつけて落とすさ。あんたは正義のそいつに殺されはしない。」
「そりゃあそうだ、」借地人は言った。「誰があんたに注文したんだ?僕は後で彼の所に行ってみる。彼は殺すに値する人だ。」
「あんたはひどいな。彼は銀行から注文を貰った。銀行は彼に話した、『あいつらを一掃してくれ、それがお前の仕事だ。』」「さて、そこには銀行の総裁がいる。そこには取締役会がある、僕はライフルの雑誌をぱんぱんにして中に入るんだ。」
運転手は言った「男は僕に言っていた、銀行は東部からの指示を得ていると。その指示は『利益を示す土地を準備してくれ、さもなければ我々は貴方がたを完全に閉鎖する。』」
「何れにせよどこがそれを止める?誰彼となく僕たちは撃っていいのか?僕ははそれが僕を餓死させるようとしているそいつを殺す前に僕は死ぬほど飢えることを志してはいない。」
「僕には分らない。たぶんそこには撃つべき者は一人もいない。たぶんその事柄は全く人間とかけ離れている。たぶんあんたが言ったように地所はそれを役に立てようとしている。とにかく僕はあんたに僕の指示を打ち明けた。」
「僕は考えた方がいい、」借地人は言った。「僕たちは考えた方がいい。こんなことを止めること、そこには幾つか方法がある。それは稲光とか地震に似てはいない。僕たちは人々によってまた神によって作られたひどい事を呼び込んでしまった、それは僕たちが変えられることだ。」借地人は彼の戸口に座り、運転手は彼のエンジンを轟かせ、轍(わだち)が砕け、折れ曲がること、まぐわが混ぜ合わせたり種蒔き機という男性器が地面の中に滑り込むことに取り掛かった。戸口の‐作業場を横切ってトゥラクタァは切り刻んだ、そして堅く、足で踏み固められた地面は種を蒔いた畑になった、それからトゥラクタァは再び突っ切って進んだ;解(ほぐ)してない所は10フィートゥの広さがあった。そして彼は戻って来た。家の一隅の中でその轍の防御はみが壁を砕き、その土台から小さな家をひねり取った、つまりそれは横向きに倒れ、虫のように潰れた。そこで運転手はゴグル(ゴーグル)をかけ、その鼻と口をゴムマスクで覆った。借地人の男はその後。彼のライフルをその手に、向かって行った。彼の妻は彼の側に。大人しい子供たちは後ろにいた。そうして彼らは皆でトゥラクタァの後に向かった。
6
レヴァレンドゥ・ケイシーとトムの息子は丘の上に立ちジョウドゥの所を見下ろした。小さな塗装されていない家は片隅に圧し潰されたままだった、そしてそれはその土台から剝がされていた。つまりそれは隅にどさっと倒れていた、その窓ガラスのない正面の窓は地平線の上の空の一点に向いていた。柵はばらけ、戸口の作業場の綿花は家より上に育ち、綿花は家畜小屋に近付いていた。戸外の便所はその脇に横たわり、綿花はそれにぴったりと寄り添って育っていた。戸口の作業場は子供たちの裸足でしっかり粉々にされ、圧し潰そうとする馬の蹄(ひづめ)によって、大きな荷馬車のタイアによってそれは今や耕され、濃い緑の埃をかぶった綿花が育っていた。若いトムは長い間ぼろぼろの柳を乾いた海馬桶の側でじっと見つめていた、パムプ(ポンプ)があったコンクリートゥの土台の。「ジィザス!」彼はついに口にした。「畜生、こんな所にいきなり出て来なきゃならない。あそこには誰も「あそこに」住んでいる奴がいない。」直ぐに彼は大急ぎで丘を下って行き、ケイシィは彼を追った。彼は家畜小屋の中、見捨てられた、床の上の少しだけ繁茂した麦、やミュール(ラバ)の仕切り場を覗いた。そして彼が中を見ていたらそこに軽快に進むものがいた、鼠の家族は麦藁の下に姿を消した。ジョウドゥは傾いている道具小屋への入り口を押した、すると道具は全くそこにはなかったが壊れた鋤の先端、散らかった干し草が隅に針金で結んである、干し草の‐まぐわや鼠が齧ったミュールの首輪からの鉄の輪、ぺったんこの1ガロンのオイル缶は埃とオイルで表面が硬くなっていた、釘にぶら下がっている破れた一着のオウヴァオール。
「そこには何一つ残されていない、」ジョウドゥは言った。「僕たちはとてもいい道具を持っていた。そこには何も残されていない。」
ケイシィは言った。:「もし僕が今も牧師だったら僕は主という武器は一撃を加えられたと言いたい。しかし今も何があったのか分からない。僕はいなかった。僕は何一つ耳にしたことがなかった。」彼らはコンクリートゥの井戸のふたの方へ歩いた、それに辿り着くために綿花畑を歩いて通った、すると丸い鞘が綿花の上にできていた、そうして土地は耕作されていた。
「僕たちはここに植えたことはなかった、」ジョウドゥは言った。「僕たちは何時もここを清潔にして置いた、どうしてか、彼女は綿花を踏み付けないで、貴方は今は馬を中に入れることはできない。」彼らは乾いた、水をやるかいば桶のところで立ち止まり、かいば桶の下で成長した適当な雑草が消えかいば桶の古くて厚い木は渇き罅割れていた。井戸の蓋の上にパムプを突っ立たせていたボルトゥ、それらのねじの溝が錆びナトゥ(ナット)がなかった。ジョウドゥは井戸の中を覗き唾を吐いて耳を澄ました。「彼女は素晴らしい井戸だった、」彼は言った。僕には水の音が聞こえなかった。」彼は家に向かうのは気が進まないようだった。彼は後から後から土の塊を井戸に落とした。「たぶん彼らは皆死んでいる、」彼は言った。「しかし誰かは僕に言い残そうとする。僕はどうにかして伝言を手に入れようとしなければ。」
「たぶん彼らは家の中に伝えるための書置きか何か残しているだろう。あんたが出て行ってると彼らは知っていたのか?」
「僕には分らない、」ジョウドゥが言った。「いや僕にも思いがけない。僕は一週間前まで僕自身知らなかったんだ。」
「家の中を見てみよう。彼女はすっかり形を外に追いやられてしまった。何物かが彼女の外で地獄の戸を叩いた。」彼らはたわんだ家の中へと歩を進めた。張り出し屋根の支柱の2本が外に押し出されその結果屋根が一つの端の上にどさっと落ちていた。そして家の角は中でもみくちゃにされていた。割れた木の迷路をを通して角の部屋が見えた。正面のドアが内側に開いたままぶら下がり、低く頑丈な正面のドアを横切る出入り口は革の蝶番(ちょうつがい)で外側にぶら下がっていた。
ジョウドゥは段で立ち止まった、12×12梁(はり)「戸口の上り段はここにある、」彼は言った。「しかしそれらはなくなっているー或いは母さんが死んだ。」彼は正面ドアを横切る低い出入り口の方を指さした。「もし母さんがどこか近くにいたら、あの出入口は閉めて鉤で留められているんだ。それは彼女がとっていた一連の行動だー見てくれあの出入口は閉められてる。」彼の眼差しは熱を帯びて来た。「その後ずっと豚はジェイコブ(ヤコブ)一族とその恋人のところに繰り返し入った。ミリィ・ジェイコブは納屋の中でちょうど外に出ていた。彼女は豚がまだそれを食べている間に中に入る。それで、ジェイコブズ夫人は子供たちのようにしていたので、彼女は素晴らしかった。決してそれを乗り越えたことはなかった。その後もずっと接触した。しかし母さんはそれから教訓を得た。彼女はその豚の出入り口を開けっ放しにしたことはなかった。いやーみんないなくなったかー死んだかだ。」彼は割れたポーチに上り台所の中を覗いた。窓はすっかり壊れ、床の上に投げ込んだ石がそのままで床と壁はドアから外れ法外にたわんでいた、そしてふるい分けられたほこりが板の上にあった。ジョウドゥは割れたグラス(ガラス)と石を指さした。「子供たち、」彼は言った。「奴らは窓を壊すために20-マイル突き進むんだ。僕は自分でもそうしたことがある。奴らは一軒が空き家になると分かる、奴らには分かる。人々が立ち去ると餓鬼共がする古臭いことだ。」台所は家具が空で、ストウヴは消え光を通している壁のストウヴ・パイプの穴。流しの上の棚の上には古くなったビア(ビール)の栓抜きや壊れたその取れた木製の柄の付いたフォークがあった。 ジョウドゥは部屋の中に用心してこっそり入った、すると床が彼の体重で軋んだ。古いフィラデルフィア・レジャァのコピィが壁と反対方向の床にあった、黄ばんで丸まったそのペイジ。ジョウドゥはベドゥルームの中を覗いたーベドゥのない、椅子のない、何一つ影も形もない。壁のカラァのインディアン女の絵、レドゥ・ウイングというラベルが貼ってあった。壁に凭(もたれ)かかっているベドゥという細長い薄板、片隅に女もののハイ・バトゥン(ボタン)の靴の片方。爪先で丸まり甲の上で折れた。ジョウドゥはそれを拾い上げそれを見た。「僕はこれを覚えている。」彼が言った。「これは母さんのものだ。それは今はもう何処も彼処も擦り減っている母さんはそんな靴でも気に入っていた。何年もそれを大切にした。いや、皆は行ってしまったーそれに何もかも持って行った。」
陽は今曲がった窓の隅を射すまで低くなった、それは割れたグラス(ガラス)の縁でピカっと光った。ジョウドゥはついに向きを変え外に向かいポーチを渡った。そのヘリに座り12×12段の上で彼の裸足の足を休ませた昨夜の陽光が畑にあった、そして綿花が地面の上にいくつもの影を投げかけた、脱皮している柳の木が一つの長い影を投げかけていた。
ケイシィはジョウドゥの側に座った。「みんなはあんたに何も書き置きしていなかったの?」彼は尋ねた。「いや。僕が言ったように、みんなは書き置きするような人ではなかったんだ。父さんは書くことはできたが、そうしようとはしない。そうするのが好きではなかった。書くことそれは彼を震え上がらせた。彼はカタログ注文を次の仲間と同じくらい上手に見付けたが、彼はまさにアヒルたちに宛ても一字も書こうとしない。彼らは並んで座った、遠くへと視線を外しながら。ジョウドゥは彼の側のポーチに彼の巻いたコウトゥを置いた。彼の自由の利く手が煙草を巻き、それを撫で付け、それに火をつけ、それを深く吸い込み、その鼻から煙を吹き出した。「何かつまらないことだったら大変だ、」彼は言った。「僕は彼女に僕の指を持って行くこともできない。僕は何かつまらないことは地獄よりもっと大変だというむず痒さを覚えるんだ。」まさにこの建物があちこち圧し潰されて僕の家族が消えたんだ。」
ケイシィは言った:「そこの向こうに真っ直ぐに用水路があった、僕は洗礼をした。あんたは卑劣ではない、それどころかあんたはたくましかった。あの少女のブルドグのようなお下げ髪にしっかり掴まっていた。僕たちは聖なるゴウストゥの名においてあんたたち二人に洗礼を施した、そして今なおあんたは掴まっている。トム爺さんは言う『水の下で彼の身を神に捧げます。』だから僕はあんたの頭を下に圧す、あんたがあのお下げ髪を行かせようとする前にあんたが泡になり始めるまで。あんたは卑劣ではないどころかあんたは逞しかった。時々逞しいガキは彼の中に魂の激しい揺れを持ったまま大きくなる。」
痩せた灰色の猫がこやのそとに忍び足でやって来てポーチの端へと綿花の植え込みを通って忍び足で歩いた。それは二人の間や後ろの所まで近付き、それからそれは座った、その尾が真っ直ぐに伸び切り床に平らになった、そしてその最後のインチがパシンと動いた。猫は座り男たちが見ていた遠くを見ることもなく見た。
ジョウドゥはそれをさっと見回した。「神によって!誰がここにいるか見てくれ。誰かが残っていた。」彼はその手を出したが、猫は手の届かない所に飛んで逃げて座り上げた足の肉趾を嘗め尽くした。ジョウドゥはそれを見たが、その顔は当惑していた。「僕には何のことかさっぱり分からない、」彼は嘆いた。「その猫はただ僕に何か良くないことを感じたんだ。」
「そこには随分良くないことがあるように僕には思える、」ケイシィは言った。
「いや、そりゃあただここよりずっと。その猫は誰か近所の人たちの所へ引っ越して行かないのかーランス一家の所とか?この家屋から材木を剥ぎ取った者がどうしていないのか?3、4ヶ月の間、誰もここにはいなかったんじゃないか?、それにしても材木を盗んではいない。
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を作りました。成田悦子が書いた詩を定着させようと思っています。GoogleやX抜きで各社の検索が成立しないとしたらもっとどうにかしなければと思います。いろいろな方法で検索に載るよう試しています。
bingの検索に載りました。1ヶ月かかりました。私達素人の場合、こういう努力なしに検索に載せてもらう方法はありません、Yahooは私が不正措置入院先の米子市養和病院から2007,5月に退院した2ヶ月後7月から始めた「仮泊」を運営している間一度も私の投稿を公にしたことはありません。私は夫や母方の叔父3人の殺害予告の大きな写真や産婦人科医による卓球のピンポン玉性器挿入手術の様子の大きな絵画をブログに貼り付けられ、公明党大阪山本香苗とその仲間、麻生太郎、柳家金語楼(太田光)、養和病院関係(仁風荘、幸朋苑)者のブログによる中傷、脅迫コメントとブログの改ざんに四苦八苦します。「仮泊」は誰かが勝手に削除し、私はもう一度同じ仮泊の名でYahooにブログを出し詩の投稿をします。そのブログもメイルアドレスやアカウントの使用不能で使えなくなり、やがてまた誰かが削除しました。相沢英之、妻の司葉子、赤沢亮正、麻生太郎とその派閥の戸井田徹厚生労働大臣政務官(当時)ら、公明党山本香苗らが直接関係しています。
検索掲載の不自由さはは総務省や文部科学省、政治家らが何をNETに掲載するか決定していことから来ています。多くのライタァは文部科学省経由です。懲りずに努力すると私たちにも未来が暗くても明るくてもきっと開けます。
“The Grapes of Wrath John Steinbeck(悲憤という葡萄)成田悦子翻訳小説.org” への2件のフィードバック
今日からThe Grapes of Wrathを何年がかりになるのか見当もつきませんが翻訳します。センテンスを二つだけ訳しました。他の誰とも全く異なる翻訳にしました。今後もこういうふうに訳すでしょう。私の訳が大手を振って翻訳街道を歩ける日が来ますように。更新は毎日のつもりでもきっと不定期になってしまうと思います。和訳は文庫本で全3巻あります。成田悦子
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